海外仕様：納豆、作れるのか？

納豆を海外で食べようと思ったら、どうするか。関西人にはわからない悩みだとは思う。

売られているなら問題はない。納豆菌が入手できるなら、それを使って作るのも手。だが、ない場合は？

藁づと（わらづと）納豆を作ってみる、ことは、可能なのか。

１。藁を入手する。稲の藁でなくても、作れる可能性がある。イネ科の穀物、例えば小麦とかの、収穫後の藁／ｓｔｒａｗが…

…入手できるかがポイント。農薬無使用、と言うのは期待が薄いが収穫期前には散布を控えるはず。一応そのあたりを確認しておく。

「I use straw for cooking」なので「it should not contain

chemicals」だと。
で、入手したら、茎を選り分けておく。

２．ハウジーマガジンの「自家製納豆の作り方とコツ」という記事によると、納豆菌＝枯草菌は熱湯にも耐える…

…ということなので、藁を煮沸消毒する。大きな鍋に、ある程度丸めて入れて煮沸し、取り出したら…

…乾いた清潔なタオルにとって乾燥させる。

３．煮沸消毒したら、一掴み程度に束ねて、両端を結び、余計な藁は切り落としておく。細い藁で縛るのが古典だが、…

…何でもいいと思う。

４．煮豆は前もって用意しておく。４０度が発酵好適温度なので、それ以上の温度まで上げておく。

５．「つと」に煮豆を入れる。つまり、藁束の隙間を開いてそこに詰める。詰めたら保存器に収める。

保存器は、クーラーボックスとされている例が多いようだが、枯草菌は好気性のようなので、空気穴もいる。さらに、…

…市販品と異なり、地域・植生その他によって菌種はさまざま変わるので、排出される水分量の多いもの、少ないもの、…

…いろいろになる。そこで、とくに初回は、最大限警戒し、「水切り」もできるようにしておく。そうなると、実のところ、…

…匂いの問題さえなければ「植木鉢」状のものに封じて、携帯カイロで４０度を維持するのが、…

…安全のような感じには見えるのだが、どうだろうか。

６．一般には２～３日で好適な発酵状態に至るとされているようだ。

5:23 2023/05/27。