古代の甘味!あまづらせん(甘葛煎)

砂糖が広まる前の甘味料です!とってもすっきりした雅な味わいです。長屋王の木簡や枕草子の中にも記される日本固有の甘味料です
このレシピの生い立ち
制作:奈良女子大学甘葛煎再現プロジェクト
詳細:https://twitter.com/nwu_amazura
書籍:甘葛煎再現プロジェクト (奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書)
古代の甘味!あまづらせん(甘葛煎)
砂糖が広まる前の甘味料です!とってもすっきりした雅な味わいです。長屋王の木簡や枕草子の中にも記される日本固有の甘味料です
このレシピの生い立ち
制作:奈良女子大学甘葛煎再現プロジェクト
詳細:https://twitter.com/nwu_amazura
書籍:甘葛煎再現プロジェクト (奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書)
作り方
- 1
甘葛煎はブドウ科のツタ(ナツヅタ)の樹液を煮詰めて作ります。樹液採取は厳冬期に行います。ツタは冬に糖度を高めるからです。
- 2
まず原料となるツタを見つけましょう!全てはそこからです。
ツタは秋に紅葉し、落葉します。ツタの落ち葉を見つけましょう。 - 3
紅葉した葉はこのような感じです。
- 4
紅葉する前はこんな感じの葉です!
- 5
ツタは直径が3センチ以上のものを探しましょう。
壁面に枝分かれするものより、樹木に一本伸びるツタが採取作業しやすいです。 - 6
【重要】ツタがあるからといって、勝手にとるのはダメです!その土地や木を管理する人から許可を得る必要があります。
- 7
ツタを切る前に、感謝の気持ちを込めてお清めをします。
「ありがとう!」 - 8
まずはツタを木から剥がす作業です。ツタは根を木に絡ませているので、その根(気根)を切ります。木を傷つけないように注意!
- 9
ある程度根が切れたら木から剥がします。
その後、ツタ本体を地上30センチあたりで切ります。 - 10
切口からみせん(樹液)がポタポタと出てくるので、ビニール袋を取り付けて貴重なみせん(樹液)を確保します!
舐めると甘い! - 11
上まで伸びているツタを、こんな感じで引っ張ります。あまり欲張らず上の方は切ってしまいましょう。
切口には袋を付けます。 - 12
この時点でみせん(樹液)の糖度は14.9%!時期や個体差がありますが、これは甘葛煎を作るのに期待できる糖度です。
- 13
ツタの伐採場所でできそうなら、後で作業しやすいようにツタの根に付着している樹皮や雑物を落とします。意外に重労働です。
- 14
ツタを採液場に運びます。
今回は、奈良の氷室神社様にて作業させて頂きました。ありがとうございます!
- 15
細いものは10センチ、太いものは20センチほどに切り分けます。
細いのは口から吹き出します。 - 16
太いものは、片方に袋を付け、テープを巻きます。ちゃんと閉じないと、せっかくのみせん(樹液)が漏れるので注意してください。
- 17
ビニールを付けていないところを持って、ブンブンブンブン、振っていきます!大変ですが、楽しいです!次の日は筋肉痛です。
- 18
するとみせん(樹液)がでてきます!
- 19
片方から息で吹き出す方法でも出せます。出てくると感動します。
【注意】口がふれるところにテープを巻いて口を保護します!
- 20
片方に紐を結びつけて振り回して採り出す方法も有効です。
遠心力で効率よく取れます。 - 21
採れたみせん(樹液)を集めます。
すべて収集できたら何度も濾して不純物を取り除きます。 - 22
今回のツタの重量は3.5kgでした。
- 23
みせん(樹液)は100ccくらい採れました!
どれくらい採れるかは採取時期やツタの個体差によって違います。 - 24
みせんを煮詰めて甘葛煎にします。ただ100cc程度では煮詰めにくいので、もう少し集めたほうがいいです。(写真は1L)
- 25
強火でぶくぶく煮詰めます!スプーンでかき混ぜながら、様子を確認しましょう。
アクが出てきたら、スプーンですくい取ります。 - 26
カラメルっぽい香が出てきたり、色が変わったりします。
写真のようになったら弱火で煮詰めていきます。
- 27
煮詰まって気泡が出たり焦がさないように、温めては水で冷ましてを繰り返します。
冷ますと粘りが出てきます。 - 28
スプーンですくい落して糸を引くようになり、糖度が75%前後になれば完成です!
- 29
最終的な糖度は78.2%になりました。
すぐに保存容器に移しましょう。
鍋に残ったものは飴湯にしていただきます!
コツ・ポイント
大人4, 5人、1日掛りで10cc程度しか作れないため、大変貴重です。ですので、なるべくみせん(樹液)を無駄にしないことが重要です。
また、自然のツタから頂くので、その感謝も大切です!
ツタはツタウルシと間違えないでください。危険です。
似たレシピ
その他のレシピ




























