お家で作る!アメリカ仕込みの本格チリ!

チリコンカン(Chille con carne)は直訳すれば肉のトウガラシ煮込みです。メキシコの伝統料理ですがアメリカでも人気メニューですね。これ、お店でしか食べられない感じがしますが実は簡単に作れます。基本のレシピを紹介します。
このレシピの生い立ち
基本のレシピは市販のチリコンカンミックス各種から割り出しました。だいたいみんな同じ感じの配合量です。他は本当にぞれぞれのおうちで全然違うので色々試してみてください。僕的にはショウガ満載、八角少々、それに隠し味で醤油たらりがお勧めです。
作り方
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上に載せたのが基本のレシピです。これに色々工夫しておうちの味を作るのがアメリカ流。
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それぞれのおうちのお父さんが創意工夫を凝らして色んな味のチリを作ってます。
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加えるとすれば:ニンニク・ショウガ・姫茴香・八角・胡椒とかかな? 華椒もいい感じ、ココアを少々という技もアリ。
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またトマト缶一つをV8ジュースに変えても違う雰囲気を楽しめます。
赤ワインを入れれば甘みとコクが増します。 - 5
ちなみにひき肉も市販のひき肉ではなく、自分で荒く叩いた方が美味しいです。
FPを使うなら塊肉からも行けるかな? - 6
でももちろんそこまでしなくても大丈夫。スーパーの合い挽き肉で十分間に合います。
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さて作り方ですが、ひき肉を炒めるところから始めます。
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厚手の大きな鍋(煮込みにも使うのでルクルーゼなどが良い)で肉汁が透き通るまでがっちりひき肉を炒めます。
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炒めていると一度濁った肉汁が溜まるのですが、ここでヤメてはいけません。この肉の旨味が肉に戻るまで炒め続けるのがポイント。
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肉に充分火が通ったらそこにトマト缶を二缶投入します。
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ダイスになっているトマトならそのまま、ホールトマトの場合は手で潰しながら入れます。
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そこにスパイス類を全部投入して半分くらい蓋をして1時間から2時間、ゆっくり煮込めば出来上がりです。
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チリパウダーは配合スパイスの名前で単なるトウガラシの粉ではありません。
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昔はチリパウダーが安く入手できなくて苦しんだのですが、今はS&Bフーズさんが業務用に安くチリパウダーを販売しています。
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鍋はルクルーゼなどのキャストアイロンの鍋が良いのですが普通のお鍋でも大丈夫です。蓋があるなら中華鍋でも作れます。
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チリの濃度は好みで調整してください(蒸発させれば濃くなります)。
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僕は濃いのが好きなので、鍋をまぜた時に鍋底が一瞬見えるくらいの濃度にしますが、もっと水っぽくても大丈夫です。
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ちなみにこのレシピだとほとんど辛くないので、辛くしたい人はカイエンペッパーを大量に加えて下さい。
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ショウガやニンニク、胡椒を増やしても辛くなります。韓国トウガラシを使うなど、トウガラシの種類に凝るのも一興です。
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そのまま食べても良し、タコライスにしてもよし、あるいはトーストに乗せて食べても美味しいです。
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当然トルティーアチップにも良く合います。
ナチョの材料にもなりますがそれはまた今度。 - 22
さらに:ホットドッグにかければチリドッグに、フレンチフライにかければチリポテトになります。
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水に晒したミジン切りタマネギと一緒にバーガーバンズに挟めばSloppy joeです(この場合は甘口がお勧め)。
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スパゲッティにかけるとシンシナティ(スタイル)・チリというお料理になります。
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シンシナティ・チリを作るときは大量の唐辛子とシナモンを投入してバリバリに辛いものを作ると本格派です。
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作ってしまえば冷蔵庫で数日は保存が効きます。色々工夫して楽しんでください。
コツ・ポイント
コツというコツはありません。肉をじっくり炒めるのがポイントです(手順4、5)。辛さはカイエンペッパーで調整してください。チリパウダーはトウガラシの他にオレガノなどの各種スパイスをまぜた配合スパイスです。これ自体はそれほど辛いスパイスではないのでこちらを増やすよりは辛いスパイスを増量した方が効率的に辛くすることができます。
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