【バター節約】ラードの速成折りパイ

バターが少なくてもサクサクパイを食べたい人向けのパイ生地。ラードが余ってる時にでも。別名フィユタージュ・ラピッド。
このレシピの生い立ち
ラードのパイ生地を試作中、そういえばラード入りホットビスケットで一回パイみたいに派手に膨らんだ事があったなと思い出した。
【バター節約】ラードの速成折りパイ
バターが少なくてもサクサクパイを食べたい人向けのパイ生地。ラードが余ってる時にでも。別名フィユタージュ・ラピッド。
このレシピの生い立ち
ラードのパイ生地を試作中、そういえばラード入りホットビスケットで一回パイみたいに派手に膨らんだ事があったなと思い出した。
作り方
- 1
■準備
ラードは、固くなるまで冷蔵庫でしっかり冷やしておく。ボウルに粉類を入れ、ふるう代わりに泡立て器で混ぜる。 - 2
バターは1~2cm角に切って冷蔵庫で冷やす。この次の工程でも刻めるので、ここでは丸ごと状態の塊でさえなければいい。
- 3
粉類が入ったボウルに冷えたラードとバターを入れる。柔らかいラードは2cm位に、固いバターは1cm位に刻む。
- 4
ラードはバターよりも柔らかい=伸ばすうちに簡単に潰れるので大きめにする。バターは硬いので、もう少し小さく小豆大でもOK。
- 5
塩と酒を混ぜた冷たい牛乳を、少しだけ残して一気に入れる。残した分は調整用。カードやゴムベラで生地を切るように混ぜる。
- 6
全体に大体牛乳が行き渡ればOK。粉っぽい所が残っていても、折り込み中にまとまるので無視する。
- 7
水分を入れ過ぎると、後で生地がべたべたになる。成形する時くっついて大変な上に、細工も出来なくなる。
- 8
生地をラップに包む。粉っぽい所も水分の多い所に乗せ、ぎゅっと押さえつけてまとめる。冷蔵庫で30分生地を休ませる。
- 9
打ち粉をのし台とラップに振る。生地にラップを乗せ、2.5〜3倍に伸ばす。生地の上下を1/3ずつ折って三つ折りする。
- 10
バターやラードが露出した部分があるので、のし台に張り付きやすい。打ち粉は薄力粉派の人も、強力粉にすると楽。
- 11
三つ折りしたら、生地の向きを90度変えて置き直す。もう一度生地を2.5〜3倍の長さに伸ばして三つ折り。
- 12
生地を冷蔵庫で30分休ませる。扱いやすい硬さを保てないと感じたら、三つ折り1回ごとに生地を冷やしていい。
- 13
ラードやバターが柔らかくなり過ぎると扱いにくいし、生地のグルテンも折り込むたびに強くなるので、休ませるのは大事。
- 14
生地を休ませている間に、のし台に張り付いた生地をカードで掃除しておく。綺麗にすると、へばりつきリスクも減って楽。
- 15
休ませた生地を打ち粉を振ったラップに乗せて2.5〜3倍に伸ばし、生地の上を1/4、下を3/4折る。
- 16
上下を折った生地を、さらに真ん中で半分に折って四つ折りにする。
- 17
生地の向きを90度変えて置き直す。もう一度生地を2.5〜3倍の長さに伸ばして四つ折り。これで3×3×4×4の144層。
- 18
仕上げでまた薄く伸ばすので、この時点でバターの塊が多少残っていても気にしない。
- 19
折り込みで伸ばす時の厚みの目安は5mm~1cm未満程度。目安の長さに伸ばしていれば大体クリアできるが、参考用に記載。
- 20
折り込み回数は少ないと軽くザクザク、多いとハラハラになったり重くなったりする。
- 21
折り込みは四つ折り4回(256層)もおいしそう。好みや用途で変えてOK。油脂の量は多くないので、折る回数は少なめが無難。
- 22
折り込みが完了した生地は、冷蔵庫で30分位冷やし、グルテンが落ち着いて伸ばしやすくなってから使う。
- 23
使う時の厚さ(3mm〜5mm)に伸ばして保存すると、すぐに使えて便利。保存は冷蔵なら2〜3日、冷凍なら2週間~1ヶ月位。
- 24
柔らかい生地なので、パイ皿のふち部分の生地をスパッと切るのは少し難しい。半解凍状態で使うのもいいかも。
- 25
完成品。ラード100%+三つ折り×2&四つ折り×2で作った生地のチョコパイ。パイ生地らしい食感。ラードはバリバリ系。
- 26
余った生地は寄せ集めて、長方形になるように重ねる。隙間は作らないようにしておく。重ねるために邪魔な部分は切って調整。
- 27
3〜5mmに伸ばしたら生地を半分に切って重ね、もう一度3mm位にする。三つ折りしないのは、層が増え過ぎると潰れるせい。
- 28
144層に折った生地を24の手順で伸ばした二番生地。比較的軽くザクザク。
- 29
25の二番生地をさらに24の手順で伸ばした三番生地。膨らみは少なく固めの食感。
- 30
ラードは脂肪分100%。脂肪分80%のバターよりも含まれる油脂が多い。レシピよりも油脂の量を増やす時は注意する。
- 31
小麦粉とバターが1:1のパイでも、含まれる脂肪分は80%。つまり、小麦粉100gにラード80gが上限。
- 32
脂肪分が多過ぎるとくどいので、リッチな味が好きでも程々に。
- 33
■油脂の成分比較
ラード:脂肪分100%
バター:脂肪分約80%・水分約15% - 34
使用例。空焼きして残り物のシチューを詰めたパイ。サクサク。
- 35
空焼きの方法はこちらのレシピ参照。
ID:19698671
コツ・ポイント
ラードとバターの比率はお好みで。ラードのみだと油脂が柔らかいので、3×3×4×4でも十分滑らかになると思う(試作品では滑らか。)
ちなみに牛乳は風味アップ、酒は生地が伸びやすくなる効果がある。牛乳がなければ水100〜105mlで作れる。
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