天然酵母の基本のパン
ホシノ、パネトーネマザー、白神こだま酵母を使用
このレシピの生い立ち
天然酵母各種の特徴を捉えるために。
作り方
- 1
白神こだま酵母は分量のぬるま湯から、大さじ1をとり、酵母をよくといておく。5分ほどおくと、よくなじむ。
- 2
ホシノ天然酵母は、生種と、ぬるま湯をあわせて、200ccになるようにする。よくといておく。
- 3
☆メモ☆
冬、春、秋はぬるま湯でいいが、夏は、水道水にする。HB使用の場合は、真冬以外は水道水。真夏は氷水にし、材料も冷やしたほうがよい。HBは生地の温度が上がりやすいので。
- 4
ボウルに材料を入れ、ぬるま湯を入れてこね始める。滑らかになるまで、15~20分ほど。べたつくようだったら、たたく。
- 5
☆メモ☆
国産小麦の場合は、吸水率が悪く、10%ほど少ないことが多い。また、たたきすぎると、グルテンが切れてしまい、「こねすぎ」になってしまうので、注意すること。
- 6
☆メモ2☆
粉の吸水率は、季節や気温によって、だいぶ違う。最後の大さじ2ぐらいは、様子を見ながら入れること。
- 7
表面がすべすべになり、吸い付くような感じになったら、こねあがり。
- 8
☆メモ☆
こね不足だと、表面がざらざらした感じ。生地もぱさついたり、べたついたりする。こねが不足したままだと、穴の開いた風船と同じで、空気を含む量が減り、ふんわりしなくなる。
- 9
1次発酵を行う。室温で、よい。寒い時は暖かいところ。暑い時は涼しいところへ。
- 10
発酵速度は、白神こだま酵母、パネトーネマザーはドライイースト並み、ホシノ天然酵母は冬場は24時間(それ以上のことも)夏場は7~8時間。それより早く来るようならば、涼しいところにおいて発酵時間を延ばす。
- 11
☆メモ☆
高い温度で発酵させるよりも、低い温度で、時間をかけて、発酵させたほうが、味もよく、失敗も少ない。何度で、何分というのにこだわらず、発酵終了を見極めること。
- 12
☆メモ2☆
シンプルな生地は発酵が早いが、リッチな生地は発酵が遅い。生地によって、発酵速度が違うので、心配せずに。
- 13
1次発酵の見極め。
白神こだま酵母は2倍程度になるまで。パネトーネマザーは、3倍になるまで。フィンガーテストで確認。穴が開いたままだったらOK。
- 14
ホシノ天然酵母は3~4倍になるまで。フィンガーテストではなく、表面が平らになり、べたついた感じになるまで。
- 15
☆メモ☆
2倍、3倍といわれても、はじめはなかなか分からない。生地の一部をメジャーカップに入れ、メモリを読むとよい。大きなメジャーカップがあれば、そこに入れれば、なお簡単。
- 16
生地を12分割する。生地が乾かないようにし、5~10分ほどベンチタイムを取る。
- 17
☆メモ☆
ただの丸にする時は、ベンチタイムはそれほど長くなくてもいいが、ロールパンなど、長く伸ばしたり、シートを折込む時は、長めにすると扱いやすくなる。
- 18
切り口を中にするようにして、丸める。綴じ目はしっかりととじる。
- 19
☆メモ☆
切断面の生地はいたんでいるので、中に入れ、表面の部分で、覆うようにする。
- 20
オーブンシートをしいた上に、綴じ目を下にして、パン生地をおき、ビニールなどをかける。くっつくと、取れなくなることもあるが、大体は大丈夫。
- 21
☆メモ☆
くっついて「きゃ~~~」となる時は生地の状態が、ベストでない時が多い。危なそうな時は、絶対くっつかないように、コップなどで、ビニールを支える。
- 22
オーブンを最低温度(100℃)で、1分暖める。その中に生地を入れ、2次発酵を行う。冬場は途中で、温度が下がるので、再び、暖める。その時霧を吹いて、庫内の乾燥を防ぐ。
- 23
☆メモ☆
2次発酵は1次発酵より高い温度がよいとされる。でも、室温で、できないこともない。夏などは、室温でも十分。
- 24
2次発酵の見極め。生地が2倍にふくらみ、押すと指のあとが残るぐらい。白神こだま酵母、パネトーネマザーで、40~50分。ホシノ天然酵母だと50~90分ぐらい。
- 25
☆メモ☆
小型のパンは、大型のものより比べ発酵が早い。ホシノ天然酵母の大型パンは、2時間ほどかかることもある。
- 26
オーブンを200℃に予熱し、10~12分焼く。
- 27
☆メモ☆
オーブンはそれぞれくせがあるので、温度や、時間は変わってくる。キツネ色のおいしそうな色になればよい。
- 28
☆メモ2☆
シンプル小型パン、リッチパンはオーブンを予熱して。シンプル生地の大型パンは予熱せずに、焼き始める。
リッチ生地 → 180℃
シンプル生地 → 200℃ - 29
焼きあがったら、網にとって冷ます。ビニールなどに入れるのは、完全に冷めてから。きれいに焼けたパンは、そこの焼き色がついている面積が狭く、ころっとした形で、持った感じが軽い。
- 30
☆メモ☆
底の焼き色が広いのは、生地がだれてしまったため。発酵過多かもしれません。小さくてずしっと重いのは、ふんわりふくらまなかったため。発酵不足かも。
- 31
☆メモ2☆
大型の焼きたてパンは、冷めるまでカットしないように。切り口から、水蒸気が抜けて、ぱさぱさになってしまいます。どうしても切ってしまったら、木のまな板などに、切り口を伏せるとよい。
- 32
☆メモ3☆
熱いパンを包装する時は、紙や布の袋に入れるとよい。蒸気が抜けて、水滴がつかない。
- 33
ホシノ天然酵母*長所>発酵時間が長いため、発酵過多になりにくい。なじみのある、味と香り。短所>種おこしが必要。なれないと発酵のピークが夜中になったりすることも。生種の状態が変わってしまう。
- 34
パネトーネマザー*長所>扱い安さ。値段の手ごろさ。短所>気温が低いと、発酵が弱い。
- 35
白神こだま酵母*長所>気温の低さに強い。やったことは無いが、生地の冷凍ができるそうだ。短所>独特の香り。値段の高さ。
- 36
3種類のパンを食べ比べてみました。手前から白神こだま酵母、パネトーネマザー、ホシノ。白神こだま>ふくらみは一番小さいが、甘く、焼き色も強い。酵母に含まれるトレハロースのためとと思われる。酵母の独特の香りがする。
- 37
パネトーネザー>大きくふくらみ、焼き色もきれい。扱いやすい。
ホシノ天然酵母>焼き色は薄め。パンのうまみがある。 - 38
5/8steffyさんが初めてホシノに挑戦して下さった時のパン。初めてとは思えない、ふんわり感です。
- 39
5/22steffyさんがライ麦+国産強力粉(はるゆたか)で作ってくださった、プルーンパン。バリエーションも自由自在ですね。参考にしてくださって、ありがとうございます。
- 40
5/23steffyさんが、HBを利用して焼いてくださいました。もう、完璧にホシノ酵母を使いこなしていますね~。さすがです。
コツ・ポイント
各酵母の長所、短所は、私の個人的な感想です。
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