天草から作る手作りところてん

天草(てんぐさ)から手作りしたトコロテンは絶品です。台所に立ったことのない人でも簡単に作れます。
このレシピの生い立ち
毎日トコロテンが食べたいけれど、わりと高い。冬場はあまり売られていない。
なら自分で安く作ろうということで、業者から通販で天草を1Kgほど買い、一週間に一度50gでところてんを作っては、毎日好きなだけ食べています。
作り方
- 1
深鍋に軽く揉み洗いした天草を入れ、水と酢をいれて1時間以上置きます。わたしは一晩くらい浸します。24時間は置きすぎ。
- 2
沸騰するまで強火にかけます。沸騰5分。目を離すと一瞬で吹きこぼれてしまいますから注意してください。
- 3
中火または中弱火で40分ほど煮込みます。吹きこぼれに注意して、こまめによくかき混ぜてください。
- 4
水が蒸発して少なくなると出来上がった寒天が固くなるので、500mlの範囲で途中適度に水をさして調整してください。
- 5
鍋をもうひとつ用意して、目の細かなあみで漉し、天草を取り除きます。
- 6
漉した煮汁をもう一度沸騰させます。これをやると次に布で漉したときに漉しやすくなります。
- 7
四角い容器の上に長い菜箸2本を渡し、裏ごし器を逆さに乗せて、内側に漉し布を敷き、熱いうちに一気に漉します。
- 8
このやり方では漉しにくかったので、最近では鍋にすっぽりかぶる大きさの漉し布を自作して使ってます。
- 9
漉し布を通すことで透き通ったトコロテンができあがります。
- 10
寒天が容器にくっついて取りにくい事があるので、容器にキッチンペーパー等でサラダ油を塗っておくと、つるんと取れます。
- 11
ざるそば用のざるを乗せて粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やすと完成です。完全に冷えるまでは液状ですが心配はいりません。
- 12
関東では酢醤油に刻みのり和辛子などで食べますが、関西ではクズキリのように黒蜜などで甘くして食べます。
コツ・ポイント
天草は、数年間寝かせて色の濃くなった物が良質です。酢もいりません。白いのは新鮮に見えますが、出が悪いので酢が必要になります。
できあがったなら、百均のトコロテン突きに入る大きさに切って酢水につけて冷蔵庫に保存すれば一週間は楽に持ちます。