おもてなし ズッキーニとイカの墨煮

夏野菜のズッキーニをシマシマにしてイカの輪に脚の墨煮を詰めたお料理です。
手で持ってぽいっと一口でいけます。
辛口の白ワインやスパークリング系にばっちり合います。
特におもてなしのアペタイザーにお勧めです。
このレシピの生い立ち
2006年の夏のことでした。
夏が旬のズッキーニで何を創ろうかと考えたときに、通販で買ったヤリイカとイカスミのセットがあったのでこのお料理を思いつきました。
この頃からズッキーニにシマシマ模様をつけてから輪切りにするようになりました。輪切りにしたズッキーニの上にイカをのせようと思ったときに、中に詰めるならイカ脚の墨煮にしようと思いました。
作り方
- 1
<イカの下処理>
脚を取り外し、胴皮を剥く。
胴は2cm厚くらいにスライスする。
内臓と脚を外す。
脚は流水で洗いながら爪で吸盤部分をしごいてから細かく刻む。
内臓から肝だけを外す。 - 2
<野菜の下処理> ズッキーニのヘタを取り、まな板の上で立て、角部分にピーラーをあて、一定の力で下までピーラーを移動させて皮を剥く。これを角ごとにしてシマシマにし、輪切りにする。炒めてから、キッチンペーパーに移しておく。
- 3
<イカ脚の墨煮> 潰して微塵切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒める(トロ火)。香りがしてきたら、玉ねぎの微塵切り、イカの脚を加えて炒める(弱火)。
- 4
<イカ脚の墨煮>玉ねぎとイカ脚に火が通ったら、イカの肝半分を加えて混ぜ、続いてイカ墨、白ワインを加え、全体をよく混ぜる(弱火)。塩を加えて味を調整したら火を止める。
- 5
油をひいたフライパンにイカの胴を輪のように広げて並べて炒める(弱火)。菜箸でイカの輪が綺麗な円になるように広げる。
- 6
お皿にズッキーニを並べ、その上にイカの胴をのせ、小さいスプーンなどでイカの墨煮を詰める。
トップには缶詰トマトをちょっとだけ飾りにのせる。
コツ・ポイント
イカスミが手に入らなかったら、スーパーでよく売っている缶詰のイカスミソースで代用できます。その場合、塩を加えなくてもOKです。
ニンニクと一緒に鷹の爪を炒めると、ピリッとして美味しくなります。
熱々で食べる場合には、イカの胴に火が通ったところでイカの墨煮を詰め、白ワインを軽くふってからフライパンに蓋をして蒸し焼きにするといいです。夏に食べる分には熱々じゃないほうがかえって美味しかったりします。