すき焼き用牛肉は半分くらいに切る。玉葱半分を1cm幅に切る。

厚手の鍋(鉄鍋や土鍋)へ牛脂を入れて、中火でちんちんに熱する。脂が出てきたら、鍋底を撫でるように牛脂をなすりつける。

牛肉半枚を広げて置く。じゃーっと焼けてきたら、砂糖を大さじ2杯投入。砂糖が溶け始めたら、醤油を2回しかける。カラメリゼ。

酒も2回しほどかけ入れる。入れておいた牛肉を箸で摘まんでかき混ぜる。やや、ふつふつしたらば、牛肉1枚分を広げて入れる。

生卵を手元の器に割り入れ、ざっくり切り混ぜる。

肉の色が変わったら、すかさずその卵液へダイブさせて、口の中へ。日本酒をコップでグビッと。

もう1枚分を同様に食べたら、鍋へ玉葱を広げ並べ入れて、その上に肉を置き、酒や醤油や砂糖を追い足す。

あっさりと落ち着いて呑(や)りたいなら、ここで水をひたひたで足す。

芹か三つ葉があれば、肉の上に置く。8cmくらいに切った青葱も良い。それから、蓋をしてちょいと蒸しても。

火が通った端から、どんどん行こう。レッツゴー卵液(もう1個割り入れるよね)。玉葱はしっかり火を通して。

忘れた頃に、はじめに入れた濃い味に染まっている捨て肉(スターター)を卵液にはつけず、ご飯にのせて食する。漬け物も一緒に。

漬け物は、胡麻をまぶして醤油を垂らしたスグキや、ひの菜漬けが欲しい。最後はそのお茶漬け(アチチな煎茶)であっさりと〆る。

残った卵液は、テーブルマーク(旧カトキチ)の冷凍うどんと共に、鍋に投下し、火を通してデザート的に〆る日もある。