母の金柑(きんかん)マーマレード

実家の庭にある金柑。母が他界して少し時期を過ぎていた金柑を収穫。不揃いのものを選別して母(故人)が作っていたやり方です。
このレシピの生い立ち
無くなった母が、柑橘類が好きで、金柑は好きな柑橘類の一つでした。生食もしつつ、マーマレードを作ってました。金柑が新鮮なうちは、鍋で先に茹でてから作る方法を取っていますが、少し収穫が遅く傷んできたようなものは、今回の方法で。思い出の一品です。
作り方
- 1
無農薬ですが、鳥の糞がついていることもあるので、先に1時間位水にさらしておいて、1個づつ水洗いします。
- 2
ヘタを取ります。(残しておくと、完成してもヘタの部分は、硬いまま残るので、必ず取り除いてください)
- 3
ヘタ(右)を取り除いた後です。
- 4
次に、種を取り除くために半分に切っていきます。(特に時期を外れてしまったものや古いものは、この方法が良いようです)
- 5
古いものや、傷んでいるものは、種が変色していますので、マーマレードの質を落とさないために、選別します。
- 6
種(右)を取り除きます。取り除いた種は、使いますので捨てないでください。
- 7
好みで、カットしてください。僕は、実は子供の頃から、丸ごとに近い方が好きでしたので、今回は半分のものを少し残しました。
- 8
取り除いた種を小さな鍋に入れて、種の上に水が被るくらい注ぎます。
- 9
弱火で一煮立ちしたら茶こし等で、液(ペクチン)を抽出します。とろみが出ます。好みにより市販のものを足しても良いようです。
- 10
カットした金柑を鍋に入れ、水を足した上で、先程種から抽出したペクチン液を入れて煮ます。
- 11
鍋の水はヒタヒタになる程度で強火で煮立ったら、中火で30分程度ゆっくり煮ます(グラニュー糖は未だ入れないで下さい)。
- 12
●20分を過ぎた頃から実が柔らかくなってきますので、お好みで潰しても良いかと思います。
- 13
●実が柔らかくなってきたらグラニュー糖を2~3回程度に分けて入れて、全体にいきわたるように混ぜて下さい。
- 14
●仕上げにレモン汁を絞って入れて、混ぜながら煮しめて、仕上げていきます。
●焦げやすくなってきますので気をつけて下さい。 - 15
ビンに入りきれないので、タッパーにも入れて保存しました(こちらから使います)。
- 16
コツ・ポイント
子供の頃、寒い時、このマーマレードに熱湯とレモンを少し加えて飲むと、身体が温まりました。
金柑とグラニュー糖(砂糖)の割合は、(種を除いた後の金柑の重さ)×(40%~50%)が目安ですが、もう少し甘いのが良ければ増量してください。
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