写真は、肩ロース約380gですが、部位は特に問いません。
筋切りなどの下処理をしましたら、塩・胡椒で、下味をつけます。

よく熱したフライパンに、分量外の油を引きましたら、豚肉を焼きます。
脂身の面から焼くと、焼き易いです。

表面を焼き固めるのが目的ですから、強火で、確りと焼き色がつくまで、焼いて下さい。
トングがあると、便利です。

普通は両面ですが、今回は直方体ですから、６つの面、すべてを焼き固めて下さい。(この頃になると出た油で揚焼きの状態です)

圧力鍋用の蒸し目皿がないので、割箸を下に敷いています。
スライスした玉葱と大蒜、酒、味醂、水を入れます。

鍋底から浮くよう割箸の上に４の肉を置きましたら、蓋をして加熱します。
(大蒜は分り易いように上に置いているだけです)

水は、そんなに必要ありませんが、空焚きが恐いので、100㏄入れてあります。後で、帳尻を合せますから、多くても大丈夫です。

圧力鍋は、加圧状態になるまでは、強火で。
フライパンは、後で使いますから、そのままにしておいて下さい。

フライパンには豚肉から出た油が残っていますが、ソースには不要ですので、ナスでも焼いて、有効に活用して下さい。

それでも余ったり、特に使い道がなければ、余分な油は、キッチンペーパー等に吸わせて、取り除いて下さい。

圧力鍋が加圧状態になりましたら、弱火にします。
室温に戻してある写真くらいの厚さの肩ロースなら25分、加圧調理します。

バラ肉でしたら30分程度、 ロースは同じか、やや短めに。
また、室温に戻してない場合は、少し長めに時間を取って下さい。

25分加圧調理して、減圧した後に、蓋を開けた状態です。
豚肉は、ここで取出して、皿に盛っておいて下さい。

溶けた玉葱と大蒜、豚肉から出た脂、旨味、たっぷりです。
これをソースにするんです、旨いに決まってます！

14の中身を10のフライパンに移し、煮詰めてソースにして行きます。
水の多さは、ここで帳尻を合せます。

味付は、シンプルにケチャップ大さじ３だけ、です。(後で味見して、塩・コショウで調整します)

煮詰めている間に肉が冷めるのでは？と思うかも知れませんが、熱々より、むしろ少し冷めて肉汁が落着いた頃が、ベストなんです！

全体がドロっとしてきて、ピザ用ソースのような感じになりましたら、味見して、塩・胡椒で味を調えて、ソースは完成です。

と、言いましても、ポークチャップは、家庭料理。
それぞれのご家庭の味で、仕上げて下さい。

13の肉にお好みでとろけるチーズをのせたら(お薦め)、その上から熱々のソースをかけて、完成です。

極厚の肉を、切り分けて口に運ぶ、この幸せ。
日常食ではない、ちょっとご馳走を食べたい時に、如何でしょうか？