アメリカの屋台の 焼きとうもろこし

華水多羅四郎
華水多羅四郎 @cook_40054234

焼きトウキビは、アメリカのお祭りの屋台でも大人気ですが、焼き方が違います。皮の上から焼くので実がシワシワになりません。
このレシピの生い立ち
アメリカの農業祭についての研究のためのフィールドワークで、屋台で食べ物を商っている方々のお話を聞く機会が多くありました。この作り方はそんな中で、トウモロコシの屋台の方から教えていただいたもの。液体スモークで香りつけるのは私の工夫です。

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材料

  1. とうもろこし(軸つき 皮つき) 好きな本数
  2. 塩水 とうもろこしが浸かるだけ
  3. 液体のスモーク(あれば とうもろこし一本につき小さじ1~2
  4. 好みのコンディメン バター、マヨネーズ、パルメザンチーズ、ライムジュース、タバスコ、パプリカなど

作り方

  1. 1

    とうもろこしは、実のついている部分より少し軸を残しておく。(畳んでカバーに入れた折りたたみ傘のような感じになる)

  2. 2

    外の厚い皮だけはがし、薄皮を残した1を塩水で10分くらい皮ごと茹でる。

  3. 3

    茹でたとうもろこしに、皮の上から液体のスモーク(あれば)をすり込む。なくても全くかまいません。

  4. 4

    軸をアルミフォイルで包み、魚焼きグリル強火で焼く。まんべんなく焼けるように、途中で転がし、全体で15分以上焼く。

  5. 5

    15分くらい焼くとこんな感じになる。

  6. 6

    軸のほうにむけて皮を剥がして、軸のまわりにまとめ、キッチンペーパーを巻く。(巻かないと熱くて持てない)

  7. 7

    溶かしバターにどぼんとつける(屋台ではお店の人がバターは要るか訊いてくれる)か、塗って食べる。勿論バターなしでもよい。

  8. 8

    レモンやライムの汁、タバスコ、レモンソルト、パプリカ、チリパウダー、マヨ、粉チーズなど、で好みの味に。

  9. 9

    南カリフォルニアでは、①マヨネーズ+パルメザンチーズ ②ライムジュース+タバスコが人気。

  10. 10

    食べるだけでなく、とうもろこしの皮でお人形を作って、アメリカの開拓時代の歴史についてこどもたちに教えてあげましょう!

  11. 11

    cornは穀物・穀類を表す言葉であり、米国ではとうもろこし、英国では小麦を指すことも教えてあげましょう。

  12. 12

    実際に屋台で焼いている様子。

  13. 13

    焼き上がったところ。まっ黒焦げになっています。

  14. 14

    人気検索トップ10に!(2018年1月) 感謝いたします。

コツ・ポイント

炭火の上に網を乗せて焼く場合、軸はそれほど熱くなりませんし、焦げませんので、アルミフォイルで包む必要はありません。屋台でも網の上に乗せてトングでコロコロしながら焼いています。黄色または赤白チェックのワックスペーパーで包むと雰囲気出ます。

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レシピ作者

華水多羅四郎
華水多羅四郎 @cook_40054234
に公開
食文化とくに世紀転換期~20C半ばの米国の食が専門。英語(と多少の仏語)は当たり前だが、周りに、伊、中、西、葡、独、露などの専門家や、朝鮮語・アイヌ語を含む多様言語のエキスパートが多くいてくれるのが、料理研究上の最大の強み。嫌いな言葉は素人さんの「試行錯誤」。それ最低20回対照実験繰り返した人の言葉(苦笑)。そして日本の料理サイトで野放しの素人レシピ泥棒の意識の低さ、面の厚さに辟易としている。
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