下茹でしない、里芋の煮っころがし

のじ孝文
のじ孝文 @cook_40063947

下処理なしで直炊きにする煮っころがしは、簡単で冷めても美味しい家庭料理の定番です。味を含めるのではなく味を絡めるのがコツ
このレシピの生い立ち
上品な味を含ませ白く炊き上げる里芋煮は出汁が濁るためヌメリ取りの下処理(塩揉みや下茹で)をしますが、濃い味を絡めて仕上げる煮っころがしは下処理なしに直炊きで良いです。同じ食材でも料理によって下処理に違いがあるという事を伝えたいと思いました。

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材料

4人分
  1. 里芋(大粒) 4個
  2. 八方出汁(はっぽうだし)
  3. 出汁 400㏄
  4. 濃口醤油 50㏄
  5. 砂糖 35g

作り方

  1. 1

    汚れを洗って少し乾かし、皮を剥きます。(皮が乾いている方が剥きやすいです)

  2. 2

    鍋に入れた里芋が被るくらい、たっぷりと八方出汁を入れ、火に掛けます。

  3. 3

    八方出汁の量は、里芋の大きさや鍋の大きさで調整して下さい。ポイントは里芋が被る量です。

  4. 4

    煮汁が半分になるまで弱火で炊きます。火力や芋の大きさにもよりますが、時間にして20分~30分位です。

  5. 5

    里芋はこの時点で、火は入っていますが、柔らか目がお好きな方は水を少し足して30分以上煮ると良いでしょう。

  6. 6

    煮汁が1/3に煮詰まったら、火を中火に上げて鍋を振り、里芋を転がしながら味を絡めます。

  7. 7

    全体に煮汁が絡まり照りが出て来たら完成です。煮汁と共に器に盛ります。

  8. 8

    少し置いた方が味が馴染んで美味しいです。大粒の芋は煮汁を絡めて食べると美味なので、盛り付け時は煮汁も一緒に盛り付けます。

コツ・ポイント

下茹でせずにそのまま直炊きにする煮っころがしは、煮詰める過程で芋に火を入れるので、煮汁はたっぷりと芋が被る量を入れます。
半量に煮詰まるまでの最初の20分位は何もしなくて大丈夫です。鍋を振って芋を転がすのは煮詰まった後の仕上げだけです。

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レシピ作者

のじ孝文
のじ孝文 @cook_40063947
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小田急線・千歳船橋で和食教室NOJIを開講中。クスパにて受付しています。和食店にて10年以上修業後、2005年に世田谷の住宅街に和風創作料理を得意とするDiningBar NOJIを開店。飲事「飲んで食べる事」という意味で「NOJI」といいます。教室ではレシピだけでは伝えきれない数々の技や知恵を実演まじえて、教えています。資格:栄養士免許・調理師免許・食品衛生責任者
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