まずは豚肉の下処理から。塊のままたっぷりの水から蓋をしないでゆでます。グラグラ１０分で取り出し、氷水につけてきれいに豚肉をあらいます。この茹で汁はもったいないけどくさいので捨てます。

洗った豚肉を１．５Ｌくらいの水から茹でます。蓋をしないで３０分ほどグラグラします。途中アクをとります。あれば、葱、しょうがをいれる。火を止めて、粗熱がとれるくらいまで、肉汁を落ち着かせます。この汁はスープに使い回します！

肉を取り出し、１ｃｍくらいの角切りにします。そんなに細かくしなくてもＯＫです。肉の食感を楽しみたい時は大きめできっても可。この場合おにぎりに不向きですが、酒のつまみに♡

フライパンを熱し、中火にし、豚肉を炒め脂をだす。この脂がこの油味噌たるゆえんです。カリカリにならない柔らかさの残っている肉に、味噌を加え、脂が全体に回ったら、泡盛を加えて伸ばし、豆を加えかき混ぜる。

少し火を弱め砂糖を２～３回に分けていれる。 ☆焦がさないように！お味噌によって塩加減が違うと思うので、からなず味見して最後はお好みの甘しょっぱさに調整のこと。

お味噌がツヤツヤしてきて完成です。お味噌がかたければ、泡盛（分量外）でのばします。日本酒を使ったお味噌なら、日本酒で延ばすほうが合うのではないかしらと思います。

☆砂糖の量ですが、今回は味噌５００ｇに対し、３００ｇ程度だったというほうが正しい説明かもしれません。同じ味噌でも発酵具合で、塩味が変わります。あくまでも３００ｇというのは目安にすぎません。各ご家庭の味の油味噌を作ってくださいね。

今回のお味噌はなんと手作りです☆ 宮古島の農協の手作りみそ講習会で作りました。国産大豆、塩、泡盛、こうじをいれて作って４か月寝かせました。このお味噌は農協で売ってますが、普通の豆味噌でもＯＫだと思います。

三枚肉は公設市場で。１ｋｇ１０００円なり♪毛処理が丁寧にされているので、いつも三枚肉は公設市場でと決めています。沖縄の豚肉はほんとうにおいしい。

おにぎりの具にして肉の塊が入っていると、「当たった♡」とうれしくなります。キューリをつけて食べても美味。小分けにして、密閉容器にうつし、生のニンニクをそのままいれても香りが移ってなかなかいけます。

わざわざ油味噌を作るために肉をゆでるというよりも、ラフテーを作る時のついでにということが多いようです。さらに、この油味噌とラフテーの余りでナーベラーンブシー（ナーベラーの味噌炒め）を作るんです。沖縄料理って合理的ですよね

作る量は、お好みで増減してください。
沖縄の家庭では冷蔵庫の常備惣菜なのでもっと多い量で作ります。

2007年10月24日追記☆宮古人の主婦に、ツナ缶や鶏肉でもおいしいよ♪と教わりました。お試しあれ！