《バター》は均一な大きさに切って、使用する鍋に入れておく。
*《バター》は塊で入れず、必ず溶けやすい大きさに切って下さい

耐熱性のボールに『目の細かいザルとキッチンペーパー』をセットしておく。

【レシピ】
(4)を《弱火》にかけて《バター》を溶かす。
ここまでは軽く混ぜたりして溶けるのを促してもOKです。

(6)のバターが溶けたら《強めの中火》にする。
*バターの分量によって火加減は多少変えて下さい。
*量が多い⇒弱めの強火

沸騰してくると最初は『大きめの泡』がフツフツとしてきます。
(7)からは混ぜたりいじらないで下さい。

(8)の泡はすぐに勢いよくパチパチと音をたてた『細かい泡』になります。

(9)の泡は段々と『大きな泡』に変化してきます。
『パチパチ』とした音が段々と静かになります。

(10)の泡は『シャボンの様な泡』になっていきます。
出来上がりまでもうすぐです。
注意して観察して下さい。

(11)の泡は更に静かに大きくなっていきます。
鍋淵付近がうっすらと茶色に色付いてきます。

(12)からすぐに『カプチーノの様な細かくクリーミーな泡』が発生します。
大きな泡は消えていきます。

(13)からすぐにモワっと水位が高くなってきます。
そして更に茶色に色付いてきます。
火加減は《弱火》にして下さい。

すぐに『(14)のクリーミーな泡の水位』が元に戻り、泡が画像の様に納まります。
すぐに火を止めます。

(15)をすぐに『工程(5)で用意しておいたザル』に入れて濾す。
*必ず苦味の元となる沈殿物をきっちり取り除いて下さい。

分かり易く透明のボールで見ると…
『きっちり濾した焦がしバター』はとても美しい物です。
何とも言えない良い香りです^^

色は画像の様な飴色です。
画像より薄い色でも大丈夫です。
逆に画像よりも濃い色はよくありません。

慣れてくると用途により『焦がし加減』をコントロール出来る様になりますが、最初は(15)で早めに火を止めて濾した方が◎です

【レシピ/少量のバター(70g以下)】
少量の焦がしバターを作る場合は…
上記《工程(6)～(15)》とほぼ一緒です。

(25)の《バター》が溶けて《弱めの中火》にしたらパチパチと泡が立ち始めます。

(27)の泡が少し大きくなります。
そして泡のパチパチが段々静かになり、若干泡が小さく変化します。

(30)をじっと見てると泡が少し大きくなって、すぐに茶色に色付き始めるのが分かります。
*ここで火を止めます。

そして《工程(16)》同様にすぐに濾します。
出来上がりです。
*工程よりも少量『バター40g』でも出来ます。

【補足】
少量の為《工程(14)(37)》の様に水位が上がらない事が多いです
*よく見て焦がし過ぎない様に注意して下さい

【レシピ/大量のバター】
私は『業務用サイズ450g』でまとめて焦がしバターを作り、冷凍保存しています。
絶対お奨め!!

《工程(13)～(14)》にかけて量が多い分モワって泡が鍋の高さの手前まで上がってきます。
*画像より5cm位上がります

ボールに入れて『湯煎』ですぐに溶けます。
フィナンシェやマドレーヌにお奨めです^^

(42)を室温又はレンジで柔らかくして『クリーム状』にして使用する事も出来ます。

(43)を『パウンドケーキやクッキーのバター』の一部に代用するのもお奨めです^^