*しっとりやさしいバナナケーキ*

バナナのやさしい甘さがどこか懐かしく、あたたかな味わいのしっとりバナナケーキです♡
このレシピの生い立ち
子供の頃に近所のおばさんが作ってくれたバナナケーキの味が忘れられず、中学生の頃から何度も試作を繰り返して固まった配合です。
しっと〜り生地にバナナのやさしい甘さ、さらにラムを加えて味に奥行きを持たせました。
*しっとりやさしいバナナケーキ*
バナナのやさしい甘さがどこか懐かしく、あたたかな味わいのしっとりバナナケーキです♡
このレシピの生い立ち
子供の頃に近所のおばさんが作ってくれたバナナケーキの味が忘れられず、中学生の頃から何度も試作を繰り返して固まった配合です。
しっと〜り生地にバナナのやさしい甘さ、さらにラムを加えて味に奥行きを持たせました。
作り方
- 1
バター、卵は室温に戻す。
バターは指がスッと抵抗なく入るまで柔らかくする。
卵が冷たいままだと分離の原因に! - 2
グラ糖ときび砂糖は合わせる。
全卵と卵黄は合わせて溶きほぐしておく。
薄力粉、BPは合わせて3回ふるう。 - 3
※粉はふるったら紙を折り畳んだり別容器に移したりせず、そのまま空気を含ませておく。
- 4
粉合わせの工程が不安な方は準備作業の一番最後に2回ふるって紙に広げておき、粉合わせの際さらにふるい入れて下さい(計3回)
- 5
型にオーブンシートをきっちり敷き込む。
※離型油やバターなどを型に塗ってから敷き込むと、型入れの際に紙が遊びません - 6
ボウルに柔らかくしたバターを入れて、まずゴムベラでポマード状になるまでよく練る。
- 7
※バターは柔らかすぎると分離しやすくなります。バターから油分が出て、ベタッとしている状態だと戻し過ぎです。
- 8
※レンチンなどでバターが少しでも溶けてしまうと風味が飛ぶ上、成分が壊れてしまうので溶かさないように気を付けて下さい
- 9
砂糖と塩を加え、ある程度馴染んだらハンドミキサーでしっかり泡立てて空気を抱き込ませ、真っ白ふわふわなホイップバターを作る
- 10
※空気は最終的に抜けてしまいますが、次の工程の卵と合わせやすくする為、キメ細かいしっとりした生地にする為の大事な作業です
- 11
はちみつ⇒液卵の半量(6〜7回に分けて)⇒
アーモンドパウダー(ふるい入れる)の順に加え、そのつどよく混ぜ合わせる。 - 12
残りの卵も少しずつ加えてそのつどよく混ぜ、しっかり乳化させる。
※生地と卵が繋がっていない状態のまま次の卵を加えない! - 13
※万が一分離してしまったら、少量の薄力粉を加えて水分を吸わせてから次の卵を加える。
乳化作業はとっても大事です! - 14
皮と繊維を取り除いたバナナをフォークの背で潰し、退色防止にレモン汁少々と香り付けにラム酒を加え混ぜる。
- 15
※バナナは計量時の早い段階で潰すと黒く変色してしまうので、生地に加えるときに潰して加えて下さい。
- 16
※若いバナナを使うと生地が青臭くなってしまうので、茶色の斑点が出ている完熟したものを使用して下さい。
- 17
潰したバナナのボウルに生地の1/3量を加え、混ぜ合わせてから生地に戻し入れ、全体によく合わせる。
- 18
※粘度が高く水分量が多い副材料を加える際は、生地少量と合わせて伸ばし、比重を同等にしてから生地と合わせると馴染みやすい
- 19
粉合わせ。ゴムベラで底から大きく掬うように合わせる。粉っぽさがなくなってからももう一歩進み、生地に艶が出るまで丁寧に。
- 20
※必要以上に練り混ぜるとグルテンが出てしまいますが、膨らんだ生地を支える為の骨格を作る為、さっとではなくややしっかりと
- 21
合わせることで焼成後の形が綺麗に保てます。
⑤でしっかり空気を抱き込ませていれば多少グルテンが出たとしても許容範囲です。 - 22
混ぜ過ぎはだめですが、このときの混ぜ込みが甘いと焼成後生地が沈む原因にもなります。
※写真は最終生地の状態 - 23
型に流し入れて型を台に2〜3回トントン打ち付けて空気を抜き、ゴムベラで生地の中央を凹ませ左右を上げる。
- 24
190℃に予熱したオーブンの温度を180℃に下げ、
15分/180℃焼成。
※扉の開閉ですぐ温度が下がる為10℃高く予熱 - 25
表面に薄い膜が出来たらオーブンから出し、中央にナイフで切り込みを入れる。
30分/170℃で再焼成。 - 26
※まず180℃で焼成して、生地を十分に立ち上がらせます。180℃のままでは表面だけ焦げて中は生焼け状態になってしまうので
- 27
170℃に下げて再焼成します。
また切り込みを入れることで、割れ目が中央で綺麗に膨らむように誘導させます。 - 28
生地中央に竹串を刺して、ドロッとした生地が付いてこなければ焼き上がり。
オーブンから出してすぐにオーブンシートを剥がす - 29
★の材料で作ったシロップを刷毛で生地全面(表面、側面、底面)にポンポンと打つ。
- 30
※シロップは手鍋にグラ糖、水を入れ火にかけ、グラ糖が溶けたらラム酒を加えたもの。
生地の焼き上がりに合わせて作り始めます - 31
※熱い生地に熱いシロップを打つとぐんぐん染み込みます。
刷毛をスライドさせると毛が抜けるのでポンポンと優しく打つように。 - 32
生地が熱いうちにラップでしっかり密着させるように包む。
こうすることで、生地の蒸気の力でしっとり感が生まれます。 - 33
※ぴたりと密着させずふわっと包むだけだと、しっとり不足になる上、生地とラップの隙間に水滴がついて衛生上良くありません。
- 34
ラップをしたら側面を下にして冷ます。
※この配合は水分量が多い為、焼き上がりが通常より柔らかいので、 - 35
表面を上にして冷ますと腰折れのように自重で形が変わってしまう為、側面を下にして冷まして下さい。
- 36
生地が落ち着いた翌日以降にカット、
翌日以降が食べ頃です♡ - 37
しっと〜り♡♡
※バナナの潰しが粗過ぎると目の詰まった羊羹のような生地が出来てしまうので、ペーストに近い感じで♪ - 38
アレンジで刻んだチョコレートを加えてチョコバナナケーキにしたり、ローストしたくるみを加えてもおいしいです♡
コツ・ポイント
ポイントはプレーンケークとほぼ同様です。
この配合はバナナが入る為、特に水分量が多いので、粉合わせが甘いと焼成後生地が沈む原因になります。
あまりグルテンを恐れなくてOK!練っては駄目ですが、艶が出るまでしっかりめに合わせて下さい。
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