鴨 (鴨胸肉) のロースト

mumusagi
mumusagi @cook_40090337

ホームパーティーで大人気の鴨のロースト.室温に戻して低温で焼き上げるので,生焼けにならず,しっかりとロゼに仕上がる.

このレシピの生い立ち
スーパーやネットで手に入るマグレ・ド・カナール (フォアグラを採取した後の鴨肉).試行錯誤して自宅で美味しく調理できるようになった.レストランで食べると高くつくし,生焼けのことが多いが,低温でじっくりと調理すると,美味しく仕上がる.

鴨 (鴨胸肉) のロースト

ホームパーティーで大人気の鴨のロースト.室温に戻して低温で焼き上げるので,生焼けにならず,しっかりとロゼに仕上がる.

このレシピの生い立ち
スーパーやネットで手に入るマグレ・ド・カナール (フォアグラを採取した後の鴨肉).試行錯誤して自宅で美味しく調理できるようになった.レストランで食べると高くつくし,生焼けのことが多いが,低温でじっくりと調理すると,美味しく仕上がる.

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材料

鴨の胸肉1枚
  1. 鴨の胸肉 1枚約350g
  2. ジャガイモ 大2個
  3. 茹で野菜 (ホウレンソウなど) 適量

作り方

  1. 1

    鴨の胸肉はパッケージに入ったまま数時間かけて室温に戻す.日本産の鴨の場合も同様.

  2. 2

    パッケージから取り出し余計な水分をペーパータオルでとる.

  3. 3

    皮が縮まないように包丁で「軽く」格子状に切れ目を入れる.包丁の重さだけで皮目をなぞる感じ.

  4. 4

    テフロン加工のパンで皮目から焼き色をつける.焦げないように弱火でじっくりと.

  5. 5

    この時点でオーブンを150℃に予熱しておくと一連の作業がスムーズに進む.

  6. 6

    このくらいの色になったらひっくり返して反対側にも火を入れる.好みにより,もう少し濃いめに焼き上げても良い.

  7. 7

    肉汁が漏れないようにトングを使って側面も焼き上げる.

  8. 8

    裏側もこれくらいに焼き上げる.皮目の焼き方が少し足りなかったので,少し焼き色を足してみた.

  9. 9

    耐熱容器にくず野菜をしき,その上に表面を焼き固めた鴨肉をおく.こうすると容器の熱が直接肉に伝わらない.

  10. 10

    150℃に予熱しておいたオーブンに入れて20〜25分間調理. 肉が350gより小さい場合は適宜時間を短めに.

  11. 11

    鴨から出た油で薄切りにしたポテトをローストする.厚さは大きめのもので5等分くらい.

  12. 12

    ポテトの表面に油が染み出してきたらひっくり返す.ここまでだいたい10分くらいかかる.

  13. 13

    前の写真の時点でひっくり返すとこのようにきれいにキツネ色に焼けている.さらに裏面を10分間ロースト.

  14. 14

    ポテトを調理している間にちょうど鴨が焼き上がる.この時点で切ったら絶対にダメ.

  15. 15

    まずはアルミホイルを耐熱容器の上からかけ・・・

  16. 16

    さらにその上から鍋つかみなどをおき,肉の中で旨味をたっぷり含んだ汁気が落ち着くのを待つ.時間は最低でも20分.

  17. 17

    待っている間に茹でたインゲンやホウレンソウなどを鴨から出た油でソテーするとよい.

  18. 18

    20分間待って肉を切り分けたところ.もう少し待った方が肉汁が落ち着き流れ出す量が減る.

  19. 19

    肉はミディアムくらいの仕上がりに見えるが,だんだんロゼに近い色になっていく.25分でだいたいこのくらいの仕上がりに.

  20. 20

    岩塩とコショウをかけただけでも美味しい.我が家では市販のビーフソースにジャムをまぜて甘めのソースで食べる.

  21. 21

    まだロゼ色に変わる前の焼きたての鴨.付け合わせは茹でたホウレンソウを鴨の脂で炒めたものが一番評判が良い.

  22. 22

    これはパリのアパートでパンだけで調理したもの.くず野菜の上にのっけてパンの蓋をした簡易オーブンでもロゼに焼ける.

  23. 23

    約250gの小さめの鴨.150℃で15分程度で完璧なロゼに仕上がった.

コツ・ポイント

鴨肉を室温に戻すことが重要.でないと,中が生焼けになってしまう.あとは低温 (この場合は150℃) でじっくり火を通すこと.オーブンがなければ,パンにくず野菜をしいて,弱火で蓋 (アルミホイルでも可) をして調理すれば同じような出来になる.

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mumusagi
mumusagi @cook_40090337
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魚の進化と生態に関する研究がお仕事.週末の料理と毎日飲むワインが楽しみ.現在は自身が開発した「バケツ一杯の水で海や川に棲んでいる魚がわかる技術」を駆使して,日本全国の海(主に南の海)を駆け回っている。企画段階から総監修として携わった角川の集める図鑑「GET!魚さかな」が2022年6月に出版され,大人でも楽しめる本として好評発売中。
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