思い出一杯♪ 紫花豆の煮豆

お茶うけにぴったりの上品な煮豆、”紫花豆”です。美しくて美味しい、高級なお豆です。手間暇惜しまず、大切に仕上げます。
このレシピの生い立ち
子供の頃、煮豆屋さんで買ってもらっていた煮豆。まだ珍しく、一度に数粒ずつしか食べられませんでした。今でも高価なお豆なので、乾物屋さんのいろんな方に作り方を聞き、いつも同じに出来るよう、アレンジした事を補足して、レシピUPしました。
思い出一杯♪ 紫花豆の煮豆
お茶うけにぴったりの上品な煮豆、”紫花豆”です。美しくて美味しい、高級なお豆です。手間暇惜しまず、大切に仕上げます。
このレシピの生い立ち
子供の頃、煮豆屋さんで買ってもらっていた煮豆。まだ珍しく、一度に数粒ずつしか食べられませんでした。今でも高価なお豆なので、乾物屋さんのいろんな方に作り方を聞き、いつも同じに出来るよう、アレンジした事を補足して、レシピUPしました。
作り方
- 1
本日は、軽井沢の新豆を使用します。
北海道のものより大粒です。中粒より、大粒のものの方が、ほっこり感があります。 - 2
豆を10倍の水(たっぷり)にひたし、約18時間~24時間、戻します。途中3回程水をかえます。古めの豆はやや長めに。
- 3
写真右、水を吸ってふっくらした豆。(左は水につける前のもの)
比較するとこんなに違います。吸水して皮一杯に身が入ります - 4
3倍の水で茹で始め、沸騰したら弱火にし、10分たったら、一度ゆでこぼす。
- 5
再び3倍量の水を加えて、弱火でコトコトと、柔らかくなるまで煮る。豆が空気にふれないよう、紙の落とし蓋をする。
- 6
水が減ってきたら、途中差し水をし、ひたひたの状態を保つ。豆は空気に触れないように。
- 7
豆の大きさにもよるが、1時間40~2時間20分位で柔らかくなる。煮えたかどうか指で潰して確認。完全に柔らかくする。
- 8
砂糖を半分加えて、なじませ10分煮、全量の砂糖を加え、さらに15分煮る。
※砂糖を加えるのは、必ず柔らかくなってから。 - 9
火を消して、紙ぶたをしたまま30分置く。
写真:煮えた豆の状態。煮えると全体がまだらな茶色になります。
- 10
再び火をつけ、塩と醤油、みりんを加え、かるくなじませ、熱くなったら火を消し、紙蓋をしたまま、1時間冷まして味を含ませる。
- 11
1時間たったら沸騰させ、弱火にし5分おき、火をとめて、再びゆっくり冷まして味を含ませる。
- 12
できあがり。
冷蔵庫で保存します。なるべく早めに食べきってください。
冷凍保存もできますが、香りが薄くなります。 - 13
乾燥豆と煮豆の大きさ比較です。真ん中は楊枝です。煮ると、ぷっくりして、こんなに大きくなります。
- 14
<補足1>
高価なお豆です。大切に仕上げてください。数日で食べきれるように、作りやすい最少量でレシピUPしました。 - 15
<補足2>
砂糖を入れると皮が固くなるのでその分を加味して、形が崩れずに完全に柔らかくなるタイミングで砂糖を入れます - 16
<補足3>
砂糖の分量は、お好みで120~140gの間で調節してください。120gだと、かなり甘さ控えめです。 - 17
<補足4>
豆は、水でしっかり戻してください。戻しが足りないと、ぷっくり感がでません。1年前の豆で24時間水で戻しました - 18
<補足5>
煮始め~完成まで、6時間位かかります。休ませながら、ゆっくり調理する事で、角のない優しい味に仕上がります。 - 19
<補足6>
出来上がり、鍋の中で一晩置き、熱くして冷まし、冷蔵庫で煮汁につけたまま1日寝かすとさらに美味しくなります。
コツ・ポイント
豆はしっかりと水で戻します。皮が固いので、作業全般に時間がかかります。煮るときは、空気にふれないように。差し水をしっかりして、焦がさないようにしましょう。弱火で煮て、煮過ぎない。手間がかかりますが煮る→冷ますの繰り返しで味を含みます。
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