さんまのなれずし

なれずしの本場である紀州、新宮市の家庭料理として親しまれてきた、さんまのなれずしの作り方です。
このレシピの生い立ち
紀州のなれずし文化は、もっとも古いなれずしの一つに数えられています。鮒、鯖、鮭など地域によって異なりますが、特にさんまのなれずしは、新宮市を含む熊野地域の家庭料理として親しまれてきました。
【レシピ提供 新宮市食生活改善推進協議会】
さんまのなれずし
なれずしの本場である紀州、新宮市の家庭料理として親しまれてきた、さんまのなれずしの作り方です。
このレシピの生い立ち
紀州のなれずし文化は、もっとも古いなれずしの一つに数えられています。鮒、鯖、鮭など地域によって異なりますが、特にさんまのなれずしは、新宮市を含む熊野地域の家庭料理として親しまれてきました。
【レシピ提供 新宮市食生活改善推進協議会】
作り方
- 1
①さんまは背開きにして血合いをしっかり洗い流し水気をきる。
水気をきったさんまにたっぷりの塩(分量外)をまぶす。 - 2
② ①をタッパーまたはビニール袋に入れ、冷蔵庫または涼しいところで約1ヶ月置く。
- 3
③【木桶の準備】
木桶に水を吸わせるため、なれずしを握る4、5日前から木桶に水を張っておく。水は汚れてきたら取り換える。 - 4
④約1ヶ月後、ボールに水をはり、②のさんまを入れ、塩抜きする。(塩抜きの目安時間は2~3時間程度)
- 5
⑤水は流しっぱなしにし、塩気が残る程度になったらあげ、水気を切り、冷蔵庫に入れておく。
- 6
⑥2升炊きの電気釜に、洗った米1升と、2升2合(約4000cc)の水を入れ、一晩浸しておく。
- 7
⑦次の日、だし昆布、塩大さじ1弱を加えてスイッチを入れる。
- 8
⑧沸いてきたらふたを開け、混ぜながら水を2~3カップ程度加える。様子を見ながら、柔らかく炊く。
- 9
⑨炊き上がったら、20分程度蒸らす。
- 10
⑩ ⑨ができたら手水用の塩水を使いご飯を量り棒状に握る。
さんま1本につきごはん約150グラムが目安。 - 11
⑪ごはんが冷めたら、巻きすを使いさんまをのせ、握る。
- 12
⑫水を張っていた木桶を空にし、きれいに洗い拭いておく。
ここから木桶になれずしを詰めていく作業。 - 13
⑬木桶の底に、たくさんの裏じろを敷き、⑪の形を整えながら隙間のないよう並べていく。
- 14
⑭一段ごとに裏じろを敷きつめ、⑪と裏じろを交互に重ねて詰めていく。
- 15
裏じろの裏と裏を合わせ2枚重ね、葉の表がさんまとごはんにあたるよう並べる。
- 16
木桶に隙間ができたときは、なれずしのごはんを詰めるが、普通のごはんでも大丈夫。
裏じろはたっぷりと使うほうが◎。 - 17
⑮落し蓋をしてその上から布または紙をかぶせる。
- 18
⑯半日~1日置おいてから、重石(さんま30~40尾に約15kg)を乗せる。
- 19
⑰落し蓋がつかる位の塩水をはり(塩水はさんまの味を見て加減する)、冷暗所で2~3週間おく。
- 20
⑱食べる1日前に逆押しをする。
- 21
○逆押しとは
桶の塩水をお玉などできれいに取り除き、紙などを下に敷き、重石をそのままで逆さにし水分を完全に抜く作業です。 - 22
⑲ ⑱を元に戻し、一段ずつ開ける。お好みで七味唐辛子やしょうゆをつけても。
コツ・ポイント
長く置くと熟成が進み、香りが強くなりおいしくなります。
お好みで食べてください。
似たレシピ
-
-
-
-
-
秋の味覚! サンマ御飯 秋の味覚! サンマ御飯
生のサンマを、大胆にも炊き込み御飯にしちゃいます。鯛飯のサンマ版というところかな・・・熱いうちに食すのが美味しゅうございます。 POMPOMMUFFIN -
-
その他のレシピ