幻の郷土食 鰹味噌

明治時代の本で紹介されていた土佐藩家老・並河志摩の考案という須崎の郷土食。失われた味の再現に挑戦した時のレシピです。
このレシピの生い立ち
明治24年(1891)刊行の『大日本産業事蹟』に「土佐鰹味噌製法の起源」という項目があるのを見つけ、食べてみたいと三谷先生に相談したのがきっかけ。土佐伝統食研究会の方々も知らない失われた郷土料理と分かり、再現に挑戦しました。
幻の郷土食 鰹味噌
明治時代の本で紹介されていた土佐藩家老・並河志摩の考案という須崎の郷土食。失われた味の再現に挑戦した時のレシピです。
このレシピの生い立ち
明治24年(1891)刊行の『大日本産業事蹟』に「土佐鰹味噌製法の起源」という項目があるのを見つけ、食べてみたいと三谷先生に相談したのがきっかけ。土佐伝統食研究会の方々も知らない失われた郷土料理と分かり、再現に挑戦しました。
作り方
- 1
大豆は1晩水につけておいてから、芯までやわらかくなるまでゆでます。
ゆで上がったら湯を切り、冷ましておきます。 - 2
鰹は皮や血合いを除き、細かく刻みます。脂身の少ないところを選びました。
- 3
大豆をよくつぶし、ねっとりした感触になるまで練ります。
- 4
塩と糀をまぜ合わせたものを、2の鰹と合わせます。
(こうすることで鰹の腐敗を防ぐことができます) - 5
3と4を合わせ、さらによく練り合わせます。
鰹と大豆が混ざってくると、ピンクがかって、よりねっとりした感触になります。 - 6
よく混ざった状態。おからハンバーグのたねのような仕上がりになりました。
こぶしで押して、空気を抜きます。 - 7
味噌玉を作ります。ハンバーグの要領で、適量を手に取り、両手で空気を抜くようにたたきながらまとめます。
- 8
できた味噌玉を、空気が入らないよう保存容器にたたきつけるように入れます。飛び散らない程度の力で、思い切って行きましょう。
- 9
容器に詰め終わったら、さらに押して余計な空気を抜き、表面を平らにならします。
- 10
表面にまんべんなく塩を振ります(分量外)。蓋をして密閉し、室温で40日以上発酵・熟成させます。
- 11
40日目の状態。
香ばしい、いいにおいがします。「完成すれば2~3年持つ」そうですが未確認です。保存は密閉して冷暗所で。 - 12
※再現レシピは、本山荻舟氏が紹介した戦前の調理法を参考に、RKC調理製菓専門学校の三谷英子先生が考案したものです。
- 13
【監修・調理】
三谷英子氏/RKC調理製菓専門学校
【協力】
土佐伝統食研究会
コツ・ポイント
鰹が腐敗しないよう、先に糀と塩を鰹とよく合わせておくのがポイントです。はじめは冷蔵庫で保存していましたが、発酵が進まないため途中から常温に変更しました。作業時期が2月だったこともあり、写真よりもう少しおいた状態が完成なのかもしれません。
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