1/3 ライ麦フランス

粉の1/3がライ麦粉。イーストでも作れますが(手順25参照)、白神こだま酵母で作るとよりしっとり、深いうまみが加わります。我が家の白神こだま酵母の使い方もご紹介。
このレシピの生い立ち
白神こだま酵母で初めて作った、オリジナルレシピ。家庭でこんなに簡単に酵母パンができるなんて、感動~
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粉の1/3がライ麦粉。イーストでも作れますが(手順25参照)、白神こだま酵母で作るとよりしっとり、深いうまみが加わります。我が家の白神こだま酵母の使い方もご紹介。
このレシピの生い立ち
白神こだま酵母で初めて作った、オリジナルレシピ。家庭でこんなに簡単に酵母パンができるなんて、感動~
作り方
- 1
<予備発酵>分量の水を量り、レンジで人肌まで温める。うち大さじ3をプリンカップなどにとりわけ、はちみつを混ぜてよく溶く。そこにこだま酵母をふりいれ、暖かいところで20~30分発酵させる。
- 2
<下準備>粉類をボウルに量り、泡だて器でよく混ぜる。胡桃はローストして粗く刻んでおく。発酵した酵母はかき混ぜてなめらかにしておく。
- 3
<捏ね1>粉に砂糖と塩を混ぜ、もう一度温めなおした残りの水(冬は熱めに温める)を半分ほど注ぎいれて、手でそぼろ状に混ぜる。溶いたこだま酵母を加えてざっと混ぜ、さらに残りの水を加えてこねていく。
- 4
<捏ね2>5分こねたら、ぬれ布巾をかけてさらにボウルをかぶせ、5分やすませる。その間に計量した容器などを洗っておく。5分経ったらさらに10分こねる。伸ばしてみると、伸びは悪いですが、指が透けるくらいにはなります。
- 5
<通常発酵(●)用と冷蔵発酵(○)用を分ける>ニ分割し、半分はまるめて通常発酵。もう半分は胡桃を混ぜ、二重にしたビニール袋に入れて空気を抜いて、口をリボンで結び、冷蔵庫へぽん。
- 6
<●通常発酵>50分~1時間20分(季節によりますが、小麦粉だけの生地より時間がかかります)。みやこはオーブンの発酵機能を使用、フィンガーテストで発酵完了を確かめます。
- 7
<●ベンチタイム>パンチダウンしてまるめ直し、ぬれ布巾をかけてベンチタイム15分。
- 8
<●成形>今回は大きく1個に成形します。のばして手前からきつめにくるくる巻き、端をつまんで形を整える。きつめに巻くことが大切ですが、ライ麦入りの生地は伸びが悪くちぎれてしまうことがあるので、無理はせず、乾燥にも気をつけて。
- 9
<●二次発酵>30℃くらい(低め)で40分。我が家では、熱湯入りのプリンカップ2個と一緒に、オーブンに入れて発酵させます。途中温度が下がったら、発酵機能や予熱機能を30秒くらいつけて、温度を上げます。
- 10
<●二次発酵2>発酵時間は全体で40分くらいですが、予熱中はオーブンが使えないので、30分くらい経って発酵が9割方終わったらオーブンから出します。オーブンに別の天板を入れ220℃に予熱。
- 11
<●二次発酵3>予熱中の生地は、天板ごとビニール袋に入れ、霧を吹き口を閉じておきます。発酵がちょっと足りないな~というときは、霧を吹かず、代わりに熱湯入りプリンカップを入れて調節します。
- 12
発酵機がないと苦労する~^^;発酵機がある方は普通に40分発酵させてください。
- 13
発酵機がない方は上述の方法で。自分のオーブンは熱湯プリンカップを入れると何℃になるのか、発酵機能を何秒で切ればいい温度になるか、チェックするととてもいいです。オーブン庫内は意外と保温力があってびっくりします。
- 14
二次発酵の完了は、生地の隅っこをすこしさわってみて確かめます。指でそっと押してみて跡が残ればOK。もっと言うと、跡が残りつつ、少しずつ戻ってくるくらい、やや弾力があるくらいがベストだと思います。すぐ戻ってこれば不足、そこから沈んでしまえば過多。
- 15
<●クープ>生地の上方に霧を吹いて、少し生地を湿らせてから茶こしでライ麦粉をふる。クープを斜めに3本入れる。刃先は生地に対し45°の角度であててください。
- 16
<●焼成>予熱が終わったら熱した天板に生地を乗せオーブンに入れて、庫内に霧を吹き、扉を閉めます。生地にはかけず、あくまで庫内に向かって。220℃10分、200℃7~8分焼いて完成!温度を下げるとき、ついでに天板の方向を変えると、きれいに焼きあがる。
- 17
さあ次の日がやってまいりました…キッチンからも朝日が。今度は冷蔵発酵生地、こっちの方がよりしっとりして美味しいの。楽しみ!
- 18
<○室温に置く>生地を冷蔵庫から出し、30分ほど室温に置いておく。この生地は冷蔵発酵だとあんまりふくらまないけど、大丈夫。
- 19
<○分割>まず2等分。それを、片方は4分割、もう片方は2分割に。あ、別に全部同じ大きさでもいいんだけど、色んな形を楽しみたかったので。
- 20
<○ベンチタイム>まるめなおしてぬれ布巾をかけ、15分~20分ベンチタイム。ぬれ布巾はレンジなどですこしあたたかくしておいて、ベンチタイムも心もち長めにするとgoodです。
- 21
<○成形>小さい方の生地は普通にまるめる。大きいほうの生地は、のばして、写真のように手前をおり、きつめに巻いてふちを指でつまんでとめます(クッペ形)。
- 22
<○二次発酵>50分~1時間。生地が冷えているので少し長め。
- 23
<○クープ>生地の上方に霧を吹いて生地を湿らせ、茶こしでライ麦粉をふる。丸い生地の方ははさみでてっぺんをちょきん。クッペ形の方は斜めに2本クープを入れます。
- 24
<○焼成>庫内に霧を吹き(生地にはかけない)、200℃13分。10分経ったところで焼きむらをチェックし、天板の方向を変えておくときれいに焼きあがる。わーい、できた!
- 25
ドライイーストの場合は小さじ1・1/2です。予備発酵は行わず、分量のはちみつは不要です。冷蔵発酵は試したことがありませんが、こだま酵母ほどはうまくいかないかも・・・
コツ・ポイント
我が家のオーブンは小さいため二回に分けて作っていますが、一気に焼ける方は全部冷蔵発酵させてみてください。ライ麦パンに関しては、冷蔵発酵した方がしっとりおいしく焼きあがります。
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