秋刀魚のすり身汁

「すり身汁」はこちらの言葉でつみれ汁のことです。祖母の得意料理で三陸のお袋の味です。秋刀魚のだしでしみじみ美味しい汁です
このレシピの生い立ち
幼い頃に祖母がよく作ってくれた私の大好物です。今でも秋になると必ず作ります。今は主人も大好物で、秋刀魚が安く箱売りしているのを見つけると「すり身汁作って!」と買って来ます。
ちょっと大変だなぁと思いますが、祖母を思い出しながら作っています。
作り方
- 1
大根と人参は皮を剥き、食べやすい大きさの乱切りにする。
- 2
きのこは石付きを切り落とし、食べやすい大きさにほぐす。
- 3
下処理した大根と人参を、鍋に入れ、被るくらいの水と和風だしをいれ、中火にかける。
- 4
沸騰したら、きのこを入れて、大根と人参が柔らかくなるまで煮る。
- 5
秋刀魚は、頭とはらわたを取り除き、三枚おろしにする。
- 6
5️⃣でおろした秋刀魚の身から皮を剥がす。
- 7
6️⃣の秋刀魚の身を包丁で叩いてミンチにする。
あまり細かくなくても、好みの大きさで可。
- 8
フードプロセッサーがあれば、短時間で粗めに仕上げる。
あまり細か過ぎると、秋刀魚の身の食感がなくなって、不味くなります。 - 9
ミンチにした秋刀魚の身に、味噌、卵、片栗粉を入れて、粘りが出るまでよく混ぜる。
- 10
味噌は、魚の臭みを消すために入れます。味噌だけで充分ですが、臭いが気になる方は生姜汁をお好みでどうぞ…。
- 11
スプーンですり身を一口大の団子にまとめて、4️⃣の鍋に入れる。崩れないように、あまりかき混ぜず、蓋をして蒸し煮にする。
- 12
すり身団子に火が通ったら、全体をざっくりと混ぜて、酒、めんつゆ、白だしで味を整える。
- 13
再沸騰したら、斜め切りにスライスした長ネギを散らして日を止める。蓋をして2~3分蒸らして、長ネギに火が通ったら完成!
- 14
私は、野菜をシンプルに大根と人参、きのこ、ネギだけ入れますが、祖母は里芋を入れたり、豆腐を入れたりしていました。
- 15
ゴボウを入れる人もいるようですが、沢山入れるとゴボウの香りが強くなりすぎるので、要注意です。
コツ・ポイント
◎秋刀魚を三枚におろす、皮を剥がす、すり身にするのが少し大変ですが、慣れてコツが掴めれば楽にできるようになります。
◎汁の味付けは、すり身に味噌が少し多めに入っているので、めんつゆ・白だしは味見をしながら、控えめに入れて下さい。