厚揚げの家常豆腐(カーチャントウフ)

家常豆腐は、広東語でカーチャントウフと言います。本来は、豆腐を油で揚げて作りますが、厚揚げを使えば、簡単に作れます。
このレシピの生い立ち
この料理は、もともとは四川料理でしたが、現在では、中国でも、地方により家庭により様々なバリエションがあります。
日本では、保育園や幼稚園、小学校、中学校などの給食で、人気料理になっています。味噌、醤油、砂糖の味付けが主流のようです。
作り方
- 1
キクラゲは、水で戻しておきます(約10分)。
- 2
鰹節は、パックを指で揉んで細かくします。
- 3
厚揚げを縦半分に切って、更に厚さを半分に切り、それを三等分して、斜めに包丁を入れると、三角形の形になります。
- 4
フライパンに食用油を引き、厚揚げの白い面を下にして炒めます。揚げ色がついたら、フライパンから引き揚げておきます。
- 5
調味液の材料を全て器に入れ、調味液を作ります。鶏ガラエキスのグルタミン酸、鰹節のイノシン酸の相乗効果で旨味を増します。
- 6
フライパンに、ニンジン、ピーマンとキクラゲを加えて炒め、4の厚揚げを戻し入れます。
- 7
フライパンに、香味野菜と調味液を入れて攪拌し、蓋をして3分間強火で加熱します。
- 8
火を止めて、水溶き片栗粉を入れたら、再び強火で炒め合わます。
- 9
水気がほぼなくなったら、器に盛りつけます。唐辛子粉を振ると、ピリっとアクセントの効いた味になります。
- 10
*豚肉(バラ肉や豚コマ)や豚挽肉を炒めて入れたものも一般的です。このレシピは、最も簡単でベーシックな作り方にしました。
- 11
*本レシピは醤油味ですが、味付けには、豆板醤味のほか、塩、味噌、オイスターソース、酢等、さまざまに味付けされています。
- 12
*このレシピは、水溶き片栗粉が鍋底に残った調味液を材料にまとわせます。水を200mlにすると、トロミのある家常豆腐に!
コツ・ポイント
この料理は、炒めた後、7のように、煮込んで厚揚げに旨味を吸わせるのがポイントです。
厚揚げの外側はカリっと、中はふんわりとした食感が、何とも言えず美味です。
家庭料理なので、ありあわせの食材で、彩り良く仕上がるようにすればOkay。