筍名人から聞いた筍を踊らせる茹で方

朝採り筍の灰汁抜きと茹で方。やっぱり甘〜く柔らか〜い旬の味を楽しみたいですね!
このレシピの生い立ち
時期になるとあちらこちらから朝採り筍を頂いて、大抵は灰汁抜きされたものでしたが、今年は生で頂いたものがあったので教えてもらいながらやってみました。
作り方
- 1
手ですぐ取れる皮は取り、土を洗い流し、先端は斜めに切り、縦に包丁を入れ皮を5〜6枚位剥いてしまいます。
- 2
1のまま茹でてもいいのですが、火の通りを良くするために皮を全部取り、縦半分に切るか深く切り込みを入れます。
- 3
筍が踊れるくらいの大きな鍋に2と筍が入った状態で鍋の8分目になる位の水と米ぬかを入れ強火で火をかけます。
- 4
写真のように鍋と蓋の間に菜箸を置き、吹きこぼれしないようにして1時間から1時間半程茹でます。
- 5
一番固い部分に竹串等を刺して火の通りを確認できたら火を止め蓋をして、完全に冷めるまで(夜茹でた場合は一晩)待ちます。
- 6
翌朝、筍を取り出し流水で米ぬかを良く洗い流し、今度は米ぬか無しで新しい水で1時間強火で茹でると甘く柔らかい筍になります。
- 7
ちなみに教えてくれた筍採りの名人は薪釜で茹でているので火力と薪の香りがいい味を出しています。
- 8
灰汁抜きをした後、流水で筍を付けている様子です。いつもお裾分けを頂いていますが、やっぱり薪にはかないません。
- 9
レシピID : 19923437筍を茹でた後に真っ先にするのが土佐煮。ここから他の色々な筍のお料理に使ってます。
- 10
レシピID : 19404833茹でた筍の姫皮を使ったサッと簡単な和え物です。
- 11
レシピID : 18122162とろとろのわかめと朝採り筍の京風煮物。薄味でも出汁まで飲み干してしまう旬の味!
- 12
レシピID : 18122380灰汁抜き後の茹で汁を使った風味豊な白子筍のご飯と焼き筍、姫皮の和え物です。
コツ・ポイント
強火で煮るので心配なのが吹きこぼれですが、この方法で心配はまずないと思いますが、時々チェックしてくださいね。鷹の爪を入れたりする事も聞きますが辛味が出てしまうので私は使いません。重層や米ととぎ汁を使う方法よりも米ぬかが一番いいようです。
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