生姜が主役の生姜甘酢唐揚げ

この時期、根生姜が出始めていますので、これを・・

コンコンって刻んで、

サッサと絡める

そんな感じで作れるのが、今回の「生姜甘酢唐揚げ」です。

これ、冷めてもいけるので、運動会のお弁当にも良い感じです。

それに生姜は、殺菌力があったり、食欲増進とか、冷え性にも！！

そんな情報は、既にご存知だと思いますので、

もっと気の利いた生姜の話はないかと思っていたら・・・

酢豆腐って言う古典落語に生姜が出てくるんです。

その話って言うのは、、、、、

男、５～６人が酒を飲もうとするが、つまみがない。

そんな時は、ぬか漬けの底には大概忘れた古漬けがあるから、

って話になって・・・・

でも、ぬかに手を入れるのが嫌だから、なんとか言い訳をするってのが、この話なんです。

そこで「古漬けに刻んだ生姜は旨い」ってクダリがあるんですが、面白いのは、その後に「贅沢するなら鰹節か胡麻」のが続くんです

という事は、古典落語なので江戸時代だと思うのですが、江戸時代は生姜よりも胡麻や鰹節の方が贅沢だった、って訳です。

調べてみれば、生姜は大和朝廷の時代に伝わってきていたものらしく、それを自家栽培の様にして徐々に広がっていったんだそうです

って事は、飛鳥時代の聖徳太子とか、

平安時代の紫式部とか、

鎌倉時代の源頼朝、戦国時代の織田信長とか、

教科書に載っている人も

「辛っ！！」

なんて言って生姜を食べていたって想像すると、料理って面白いな～って思います

そんな面白いな～って思う料理は、鉄フライパンで作って下さいね。

今回使ったのは、お弁当天ぷら鍋と、

28ｃｍでちょっと1cm深めのフライパンです。
揚げ加減と言い、絡める感じと言い、この深さが良い感じで出来ました！！！

ここからは作り方です。

まずは下準備です。

鶏肉は適当な大きさに切り分けて、

そこに生姜汁と塩とコショウをし、片栗粉につけます。

それと甘酢も作って置きます。
生姜を細かく刻んで、

お酢、砂糖、塩、水を混ぜます。

これ、擦り卸した生姜でも良いんですが、意外にムラになりやすいので刻み生姜はお勧めです。

さあ、ここから揚げです。

天ぷら鍋に油を入れ油を温めます。
目安は中温です。

油が温まったら揚げていきます。