初めてのライ麦(10%)パン

外バリバリ、中フワフワ♪
ライ麦の風味はあるけど、クセは少ないです。
低温長時間発酵(オーバーナイト法)ではありません。
このレシピの生い立ち
オランダで食べたパンが、ライ麦パンなのにあまりに軽い食感でクセが無く、美味しくてビックリ!
パン作り初心者だけど、再現を試みたくて。色々調べ、色んな分量、色んなやり方で何度も試行錯誤した結果、これならと思えたので、その覚え書きに。
初めてのライ麦(10%)パン
外バリバリ、中フワフワ♪
ライ麦の風味はあるけど、クセは少ないです。
低温長時間発酵(オーバーナイト法)ではありません。
このレシピの生い立ち
オランダで食べたパンが、ライ麦パンなのにあまりに軽い食感でクセが無く、美味しくてビックリ!
パン作り初心者だけど、再現を試みたくて。色々調べ、色んな分量、色んなやり方で何度も試行錯誤した結果、これならと思えたので、その覚え書きに。
作り方
- 1
●をボウルに入れて、スプーンでよく混ぜる。
強力粉と塩を加えて、5分程しっかりよく捏ねる。 - 2
①の生地にライ麦粉を加える。
生地を折り畳んだり捏ねたりして、粉っぽさが無くなるまで、生地にライ麦粉をしっかり混ぜ込む。 - 3
全体を丸め、端を1ヶ所でつまんで閉じる。
- 4
オリーブオイルを薄く塗ったボウルに、生地の閉じ目を下にして置く。
- 5
ラップをして2時間、暖かい室温に置く(一次発酵)。
- 6
フィンガーテストをして、しっかり発酵していることを確認できれば一次発酵終了。
- 7
発酵時間は目安なので、発酵が弱ければしっかり発酵するまで時間をかけて待ってから、次の工程に進む。
- 8
オーブンシートを広げ、ボウルをひっくり返して生地を乗せる。
- 9
二つ折りにして軽く押さえる。
楕円形に伸ばし、三つ折りにして押さえる。
90度角度をかえてまた三つ折りにし押さえる。 - 10
最後に二つに折り畳む。表面がピンと張るようにして丸め、生地の端をしっかりつまみ閉じる。閉じ目を下にして置き、形を整える。
- 11
濡れキッチンペーパーを被せ、上からラップをかけて、暖かい室温で1.5時間ほど置く(二次発酵)。
- 12
室温が低ければ暖房器具の近くに置き二次発酵を促進。
トレイの上にシートごと生地を乗せ、下に温湯入りマグカップを置いたり。 - 13
天板を下段にセットして、天板ごと250℃で予熱開始(天板をオーブンから取り出さずに、生地を素早くオーブンへ入れるため)。
- 14
焼き始める15~30分ほど前にクープを入れる。
お使いのオーブンの予熱にかかる時間を考えて、クープを入れ始めてください。 - 15
よく切れるナイフに水を付けて、1㎝の深さのクープを入れる。発酵していればスパッと切れ、切り口が自然に開いてくる。
- 16
クープを入れて、濡れキッチンペーパーとラップをかぶせる。
暖かい部屋に15~30分ほど置いて、しっかりクープを開かせる。 - 17
全体に霧吹きして、オーブンシートごと生地を素早く天板に乗せる。
温度を200℃へ下げて20分焼く。 - 18
焼き上がったらすぐにオーブンから取り出し、通気性の良いところで冷ます。
- 19
断面はこんな感じ。
食べるときにスライスしてトースターで焼いて、バターやオイルを付けると、風味や食感が引き立ちます。 - 20
★★以下はメモです★★
- 21
ライ麦粉はグルテンが無く膨らみにくいため、先に強力粉だけでよく捏ねてグルテンを形成させるようにする。
- 22
また、ライ麦粉は水分と合わせるとベタつきやすいので、最後に合わせる。
- 23
ライ麦粉が含まれる分、強力粉だけの生地よりも膨らみにくいので、発酵に時間をかけ、至適温度を保つ。
- 24
クープが入っていて霧吹きが十分でも、発酵が不十分だとそれらの意味がない。
- 25
高温で焼くことで、中の水分が抜け過ぎる前に焼き上がるため、外はバリッと、中はフワッとなる。
- 26
【霧吹きする理由】
水が生地表面の澱粉と反応し糊化、バリッとした食感になる。加湿が多すぎると糊化しすぎ皮が厚く固くなる。 - 27
加湿により生地の釜伸び(焼成時の伸展性)を良くする(表面が乾燥していると伸びが悪くなる)ことで、中から膨らみ易くなる。
- 28
生地に油脂が混ざっていると、それが生地の伸びを助けるので霧吹きは不要。
なので霧吹きは専らハード系パン作成時に行う。 - 29
【クープを入れる理由】
生地が膨らみ、均等に入れたクープが開くことで、内部圧力を均等に逃す。 - 30
開いたクープから、生地の中の水分が程よく抜ける。
食感のムラや表面のひび割れを防止できる。 - 31
クープを入れる時に、クープの切り込みにオリーブオイルやバターを塗って焼く方法もある(クープが乾燥せず開きやすくなる)。
- 32
(二次発酵の際に表面を乾燥させず、しっとり保湿状態で発酵完了すれば、必ずしも霧吹きは必要でない)
- 33
【モルトパウダーについて】
麦芽糖と酵素(澱粉を糖化する酵素、蛋白質を分解する酵素が入っている)。 - 34
酵母(イースト)の餌。
無糖生地なので、麦芽糖が餌になるのと、酵素が生地の澱粉を糖化させてそれが餌となる。 - 35
酵素の働きによって蛋白質を分解するため、生地の伸びがよくなる。
だから入れすぎると生地がだれてしまうので入れすぎ注意。 - 36
糖が含まれるため焼き色がこんがりと良くなる。
コツ・ポイント
ライ麦の配合割合が多くないので、生地の密度が高いモッチリでなく、フワフワ。
ライ麦パンによく使われるサワー種酵母でなくドライイーストでの発酵なので、サワー種独特の酸味は無し。
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