文旦のジャム

文旦は大きな柑橘類で、中の実は甘みが弱く（糖度１１．５％）さっぱりしています。皮は硬く苦みが強いのが特徴です。

先ず皮と実を分けます。皮に切れ目を入れれば手で簡単に剥けます。

皮を千切りにします。そして沸騰水の中で３分間湯がきます。これを３回繰り返します。

沸騰水の中で３分間湯がいているところです。湯の中には苦み成分や色素が溶出してきます。３回目の湯は薄くなってきます。

鍋に湯がいた皮、果肉、薄皮、水を入れます。種は使いません。

砂糖を加えて煮詰めます。中火で全体がとろけるまで煮詰めます。

煮詰めが終わった状態です。ジャムにするため粗熱を取った後、ミキサーにかけます。

ペーストになった量は９８０ｇになりました。

ミキサーから全量鍋に移して、再び中火で煮詰めます。木べらで撹拌し鍋底が見えるようになったら出来上がりです。

取り上げた量は全量８６０ｇになりました。糖度５６％（砂糖濃度は４３％）になっています。

加熱殺菌して文旦ジャムが出来上がりました。苦みは感じられますが甘味を強めにしているのでバランスしています。