*しっとり至福♡紅茶のケーク*

アールグレイの茶葉が豊かに香る、しっとり上品な味わいのケークです♡
このレシピの生い立ち
長年作り続けているお気に入りのケーク。
パサつきがちな紅茶生地をどうすればしっとりさせられるか、焼成しても茶葉の香りを立たせられるか、と何度も施策を重ねた末に生まれたのが、このアーモンドパウダー+練乳+ティーリキュール入りのルセットです♫
*しっとり至福♡紅茶のケーク*
アールグレイの茶葉が豊かに香る、しっとり上品な味わいのケークです♡
このレシピの生い立ち
長年作り続けているお気に入りのケーク。
パサつきがちな紅茶生地をどうすればしっとりさせられるか、焼成しても茶葉の香りを立たせられるか、と何度も施策を重ねた末に生まれたのが、このアーモンドパウダー+練乳+ティーリキュール入りのルセットです♫
作り方
- 1
バターと卵は室温に戻す。
バターは指がスッと抵抗なく入るまで柔らかくする。
卵が冷たいままだと分離の原因に! - 2
卵は割り入れたらすぐに溶きほぐし(卵黄に膜が張る為)湯に当てて人肌に保つ。
練乳も湯に当てて保温しておく。 - 3
型にオーブンシートをきっちり敷き込む。
※離型油やバターなどを型に塗ってから敷き込むと型入れの際に紙が遊びません - 4
薄力粉、BPは合わせて3回ふるう。
※粉はふるったら紙を折り畳んだり別容器に移したりせず、そのまま空気を含ませておく。 - 5
粉合わせの工程が不安な方は準備作業の一番最後に2回ふるって紙に広げておき、粉合わせの際さらにふるい入れて下さい(計3回)
- 6
紅茶葉はすり鉢で細かくすり潰しておく。
※ティーバッグの場合はそのままで。 - 7
ボウルに柔らかくしたバターを入れて、まずゴムベラでポマード状になるまでよく練る。
- 8
※バターは柔らかすぎると分離しやすくなります。バターから油分が出て、ベタッとしている状態だと戻し過ぎです。
- 9
※レンチンなどでバターが少しでも溶けてしまうと風味が飛ぶ上、成分が壊れてしまうので溶かさないように気を付けて下さい。
- 10
砂糖と塩を加え、ある程度馴染んだらハンドミキサーでしっかり泡立てて空気を抱き込ませ、真っ白ふわふわなホイップバターを作る
- 11
※空気は最終的に抜けてしまいますが、次の工程の卵と合わせやすくする為、キメ細かいしっとりした生地にする為の大事な作業です
- 12
はちみつを加え混ぜ合わせる。
- 13
保温しておいたコンデンスミルク、紅茶葉の順に加えてそのつど混ぜ合わせる。
- 14
液卵の半量(6〜7回に分けて)⇒
アーモンドパウダー(ふるい入れる)の順に加え、そのつどよく混ぜ合わせる。 - 15
ティーリキュールも加えて混ぜ合わせる。
- 16
残りの卵も少しずつ加えてそのつどよく混ぜ、しっかり乳化させる。
※生地と卵が繋がっていない状態のまま次の卵を加えない! - 17
※万が一分離してしまったら、少量の薄力粉を加えて水分を吸わせてから次の卵を加える。
乳化作業はとっても大事です! - 18
粉合わせ。ゴムベラで底から大きく掬うように合わせる。粉っぽさがなくなってからももう一歩進み、生地に艶が出るまで丁寧に。
- 19
※必要以上に練り混ぜるとグルテンが出てしまいますが、膨らんだ生地を支える為の骨格を作る為、さっとではなくややしっかりと
- 20
合わせることで焼成後の形が綺麗に保てます。
⑤でしっかり空気を抱き込ませていれば多少グルテンが出たとしても許容範囲です。 - 21
混ぜ過ぎはだめですが、このときの混ぜ込みが甘いと焼成後生地が沈む原因にもなります。
※写真は最終生地の状態 - 22
型に流し入れて型を台に2〜3回トントン打ち付けて空気を抜き、ゴムベラで生地の中央を凹ませ左右をスロープ状に上げる。
- 23
190℃に予熱したオーブンの温度を180℃に下げ、
15分/180℃焼成。
※扉の開閉ですぐ温度が下がる為10℃高く予熱 - 24
表面に薄い膜が出来たらオーブンから出し、中央にナイフで切り込みを入れる。
30分/170℃で再焼成。 - 25
※まず180℃で焼成して、生地を十分に立ち上がらせます。180℃のままでは表面だけ焦げて中は生焼け状態になってしまうので
- 26
170℃に下げて再焼成します。
また切り込みを入れることで、割れ目が中央で綺麗に膨らむように誘導させます。 - 27
生地中央に竹串を刺して、ドロッとした生地が付いてこなければ焼き上がり。
オーブンから出してすぐに型から外し、紙を剥がす。 - 28
★の材料で作ったシロップを刷毛で生地全面(表面、側面、底面)にポンポンと打つ。
- 29
※シロップは手鍋にグラ糖、水を入れ火にかけ、グラ糖が溶けたらリキュールを加えたもの
生地の焼き上がりに合わせて作り始める - 30
※熱い生地に熱いシロップを打つとぐんぐん染み込みます。
塗るというよりポンポンと打つように手早く全体に染み込ませる。 - 31
生地が熱いうちにラップでしっかり密着させるように包む。
こうすることで、生地の蒸気の力でしっとり感が生まれます。 - 32
※ぴたりと密着させずふわっと包むだけだと、しっとり不足になる上、生地とラップの隙間に水滴がついて衛生上良くありません。
- 33
ラップをしたら側面を下にして冷ます。
※この配合は水分量が多い為、焼き上がりが通常より柔らかいので、 - 34
表面を上にして冷ますと腰折れのように自重で形が変わってしまう為、側面を下にして冷まして下さい。
- 35
生地が落ち着いた翌日以降にカット、翌日以降が食べ頃です♡
- 36
紅茶は焼成により香りが飛びやすいので、生地に加える茶葉はアールグレイなど香りの強いものがお勧めです。
コツ・ポイント
紅茶の焼き菓子は焼成により風味が飛びやすいので、生地にティーリキュールを加えてアンビべにもティーリキュールのシロップを打っています。
今回の工程でも大事なポイントはホイップバター作り、しっかり乳化、艶が出るまで粉合わせの3点です!
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