シソ漬け

「シソ漬け」は山梨県に伝わる郷土料理のひとつです。
このレシピの生い立ち
富士山麓の高冷地では梅が育ちにくいため、梅は非常に貴重でした。梅を漬けて梅干しを作る時に、大量のシソも一緒に漬けて、梅の代用としました。
シソ漬け
「シソ漬け」は山梨県に伝わる郷土料理のひとつです。
このレシピの生い立ち
富士山麓の高冷地では梅が育ちにくいため、梅は非常に貴重でした。梅を漬けて梅干しを作る時に、大量のシソも一緒に漬けて、梅の代用としました。
作り方
- 1
【下準備】
容器類を消毒する。
漬け込み容器(1.5L~2L)、重石(500g、1kg)、ザル、落とし蓋を用意する。 - 2
重石はペットボトルで代用可能。
- 3
【梅の下処理】
梅は水洗いをして汚れを落とす。 - 4
楊枝を使いヘタを取る。
- 5
たっぷりの水に5~10時間浸してアクを抜き、ザルに広げて自然乾燥(30分程度)する。
- 6
〈アク抜きの時間〉
・青梅:8~10時間
・黄梅:5~6時間 - 7
【梅の漬け込み】
漬け込み容器の底に、ひとつかみの粗塩をまんべんなくふるう。 - 8
梅と塩とで1段ずつ交互に重ねて入れて、1番上が粗塩で終わるようにする。
湿度の高い日はカビの発生に注意。 - 9
落とし蓋(平皿で代用可)をし、重石(1kg)をのせて埃などが入らないようにして冷暗所で保存する。
- 10
2~3日後、水(白梅酢)があがる。漬け込み期間は2週間~1ヶ月。
- 11
梅干しを塩漬けするとできるのが梅酢。
ほんのりと黄味がかった色の状態が白梅酢。 - 12
塩漬けした梅干しに赤紫蘇を加え、梅酢が赤く染まった状態が赤梅酢。どちらも保存しておけば、料理に使える。
- 13
【赤紫蘇の漬け込み】
赤紫蘇はよく洗う。分量の塩を、およそ1/3量ずつ3回に分けて使う。 - 14
塩をまぶして揉み、アクを出して汁気を捨てる。
3回繰り返す。 - 15
赤紫蘇を10に加え、重石(500g)をのせて、冷暗所で保存する。
- 16
漬け込み後すぐ食べられるが、味がなじむ1ヶ月頃からが美味しい。
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