秋の定番☆栗の渋皮煮

海 砂
海 砂 @chorori_shokudou
神奈川@海側

定番の栗の渋皮煮です。 何度も何度も失敗しながら、やっとこのレシピに辿り着きました。手間と時間はかかるけれど、家族の美味しい顔を見ていると、ついつい頑張ってしまうレシピです。
このレシピの生い立ち
本や友人の作り方など、いろいろ参考にしながら、この方法と分量に辿り着きました。

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材料

  1. 殻つきで800g使用
  2. 重曹 大さじ1×2
  3. 三温糖 1.5カップ
  4. しょうゆ 大さじ1
  5. みりん 大さじ3
  6. ブランデー 大さじ1.5

作り方

  1. 1

    栗は洗って土埃などを落とし、煮立っている鍋に入れます。 ブクブクと泡が出てくるので、それがおさまるまで煮ます。新鮮な栗ほど短時間で出なくなります。泡が止まったら、冷水にさらしてあら熱を取ります。

  2. 2

    栗のとんがった部分をそぎ落とすように包丁を入れます。ここを突破口にベリベリと鬼皮を剥いていきます。くれぐれも渋皮を傷つけないよう注意!!

  3. 3

    最後にこのお尻の部分が残るので、慎重に剥がします。

  4. 4

    ≪ポイント≫この段階で、酸っぱいような妙な臭いがプゥ~ンと漂ってきたら、確実に傷んでいますので、ポイ!です。柔らかくなっているものも危険度は高いですが、イガから外して日が経ち、水分の抜けているものも柔らかくなっている場合があります。

  5. 5

    この状態。スジなど無理して取る必要はありません。

  6. 6

    剥けたものから、重曹大さじ1を溶かした水につけていきます。水の量はひたひた程度。 このまま一晩置きます。

  7. 7

    翌日、漬け汁はそのままに、火にかけます。 沸騰したら火を弱め、5分ほど煮ます。

  8. 8

    こんなエラいことになります。吹きこぼすと掃除で泣くことになるので気をつけて!

  9. 9

    ゆで汁は真っ黒になるはずなので、捨てます。 流水でサラシながら、手で撫でるように栗の表面の繊維を落として行きます。

  10. 10

    こんな感じに、、、栗のアカすり状態。(^^; あらかた落としたら、今度は楊枝や竹串を使って、太い繊維を削るように剥がしていきます。ムリはせず、渋皮を傷つけないよう慎重に!

  11. 11

    再び重曹大さじ1を入れた水に浸けて、半日置きます。

  12. 12

    再び漬け汁のまま火にかけて、沸騰させます。 今回は赤っぽいアクが出るはずです。

  13. 13

    流水でさらしながら、取りきれなかったスジを竹串で剥がします。 削るように、丁寧に! ※冷たい水で一気に冷やすと、割れの原因になるので、流水でチョロチョロと、徐々に冷えるようにして下さい。

  14. 14

    水を換えて、2~3度、水の色が茶色くならなくなるまで茹でこぼします。(赤っぽいのは大丈夫です。)

  15. 15

    最後に三温糖を煮溶かした鍋に入れて、ごく弱火で煮ていきます。 アクは丁寧にすくいます。 煮汁がひたひた程度に減ってきたら(1~2時間程度?)、みりんとしょうゆを加えます。

  16. 16

    仕上げにブランデーを加え、ひと煮立ちして完成。

  17. 17

    努力の結晶!! (T_T) 心して召し上がれ~♪

  18. 18

    作業の流れとしては、1日目夜・鬼皮を剥く+重曹液漬け込み→2日目朝・下煮と渋皮の掃除→2日目昼間・重曹液漬け込み→2日目夜又は3日目朝・下煮+繊維の除去→仕上げ、、、という感じです。とにかく手間暇を惜しんでは出来ないお菓子です。(^^;

  19. 19

    ≪煮崩れを防ぐコツ≫・急激な温度変化は避けること。煮るときも弱火でゆっくり温度を上げ、さらす時もゆっくり水を加えて下げる。・スジはだんだん柔らかくなるので、無理して取ろうとしないこと。・下煮の段階で煮すぎないこと。・・です、参考までに。^^

  20. 20

    ≪更に付け足し≫(15)の段階で煮崩れが発生しているようなら、栗はもうかなり柔らかくなっていると思われます。水の量を少なくして濃いめにシロップを作り、20~30分煮てアクを取ったらあとは火を消し、味を染み込ませる方がいいかも知れません。

コツ・ポイント

●鬼皮を剥いた後、栗を煮る時は、どんな時もグラグラと煮立てないで下さい。●最後に砂糖液で煮るとき、煮崩れた栗を一緒に入れると煮汁が濁ってしまい、出来上がりのつやが悪くなるので、割れてしまったものは出来れば別に煮て下さい。 ●ブランデーを入れてからは長時間煮ないで下さい。せっかくの香りが飛んでしまいます。 ●煮汁に浸るようにして密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存して下さい。

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レシピ作者

海 砂
海 砂 @chorori_shokudou
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神奈川@海側
カイサと申します。「娘に伝えたい我が家の味」中心のレシピを載せています。レシピではちょっぴり塩分控えめの、キミセ醬油のまろやかを愛用。娘たちは独立して長女は千葉、次女は愛知、私は横浜で大きなオジサン猫と甘党の主人と静かに暮らしています。趣味は、 映画鑑賞、手芸、直売所探検など。
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