蒸し器で作るお赤飯

「思い出の味」
昔ながらの蒸し器で作るお赤飯です。
蒸かしている時の湯気と赤飯の香りもごちそうです。
このレシピの生い立ち
祖母も母もお祝いの日になると、大きな蒸し器で作ってくれました。昔の覚え書きを見たら、ささげを使って、もち米一升2合を数回に分けて蒸していました。少量用に作り直しました。
作り方
- 1
今回使用した蒸し器等
・2段ステンレス蒸し器 直径27cm
・蒸し布 1枚
・竹ザル 2枚
直径24cm - 2
前日のタイムテーブル
寝る2時間前迄に開始
①1時間:小豆を煮る
②30分間:小豆の煮汁を冷ます
③もち米を煮汁に浸す - 3
[①1時間:小豆を煮る]
小豆の煮方は、きょうの料理 土井善晴さんの「お赤飯」を参考にしました。 - 4
小豆50g
小豆は皮が軟らかくてつぶれやすいので、煮過ぎたり、粗雑に扱わないように注意する。 - 5
または、ささげ50g
同じように炊けます。
お祝い事には「割れにくい」という意味でささげを使うこともあるそうです。 - 6
洗う。
- 7
小豆(ささげ)はたっぷりかぶる位の水で中火にかける。
- 8
沸騰後ちょっと弱めて2~3分茹でる。
- 9
水をチョロチョロ注いで茹でこぼしをする。5分間続けてアクを流す。
- 10
水をこぼす。
- 11
新たに1200ccの水を入れる。
- 12
中火にかける。沸騰したら火を弱め、表面が静かに沸き立つ位の火力で15~20分間煮る。
- 13
少しだけ鍋の蓋をあけて煮る。
- 14
蓋をすると、一番下の火力の方がいい。
- 15
15分間煮終わりました。
- 16
15分間経ったら味見をする。
食べれるけどちょっと硬めが目安。 - 17
ザルを片手鍋に重ねておく。
小豆が丁度いい硬さになったらすぐにザルに空けて、汁と別々にする。汁を捨てないように注意する。 - 18
小豆が炊けました。
- 19
豆が乾かないように蓋をしてそのまま冷ます。
急に冷やすと、豆にシワが寄つてしまうので注意する。 - 20
- 21
小豆(ささげ)の上に濡らしたキッチンペーパーを被せておく。
乾燥を防ぐため。 - 22
冷めたらラップをして(冷蔵庫に入れる。)
- 23
[②30分:もち米を浸す赤い煮汁を冷ます]
- 24
煮汁が熱いうちに、シンクで片手鍋2つを使い、交互に高い所から茹で汁をもう一方の鍋に流し入れ、それを繰り返しながら冷ます。
- 25
茹で汁は空気に触れさせながら冷ますときれいな赤色になるため。
脇に逸れてこぼさないように注意する。 - 26
その次に、急いで冷やすためにひとまわり大きな鍋に冷水を張り、水を替えながら冷やす。
- 27
[③もち米を煮汁に浸す]
・計量
・(精米:玄米使用時)
・砥ぐ
・冷やした小豆の煮汁に浸ける。
・一晩:浸水 - 28
玄米を使用する場合 800g
- 29
精米する。
(精米後は、米の重さは1割減になる。) - 30
玄米800g→精米後700〜720g(1割減)
冷ます。 - 31
もしくは、もち米(白米)700g
- 32
もち米を砥ぐ。
- 33
水を切り米をザルからボウルに空け、小豆の炊いた後の赤い水に浸ける。
途中で米が顔を出さないようにたっぷりの水に浸ける。 - 34
[もち米を浸水する]
5〜6時間以上(1晩でも) - 35
蓋をする。
- 36
当日のタイムテーブル
炊き上げたい時間の2時間前迄に開始
[赤飯を蒸す]
準備から蒸し終わりまで1時間半 - 37
ザルを片手鍋に重ねておく。
- 38
蒸す30分前にもち米をザルに空けて、良く水を切っておく。
(水を良く切らないと、蒸す時蒸気の通り道を塞いでしまうので) - 39
もち米をザルに空けると、浸しておいた赤い煮汁は下の片手鍋に落ちる。
捨てない様に注意する。 - 40
もち米を浸け終わった赤い水は600~800ccになった。
- 41
赤い水は打ち水用(しと)に取っておく。
2cup(400cc)を取り分ける。 - 42
塩小2(10g)を混ぜておく。
- 43
打ち水(しと)を2回分に分ける。
200cc×2回分 - 44
蒸し器の下の鍋に7分目の水を入れて蓋をし、強火にかける。
- 45
蒸し布を水に浸して絞っておく。
蒸した米がふきんにつかないようにするため。 - 46
上の蒸し器に竹ざるを2枚敷いています。
蒸し器の底の水気を防いでくれるし、せいろで蒸しているようないい香りがします。 - 47
この上に、濡らして絞った蒸し布を敷く。
- 48
炊いた小豆(ささげ)に塩小1/2(2.5g)をまぶす。
- 49
蒸し布の上に米を広げる。
塩をまぶした小豆(ささげ)をもち米に加える。 - 50
小豆(ささげ)をもち米に混ぜ込む。
- 51
もち米の中央を周囲にかき分けドーナツ状にして、空気の通り道を作る。
蓋をする。 - 52
水がボコボコ沸き立って蒸気が上がる様になったら、蓋を開けて上の蒸し器を乗せる。
- 53
[赤飯の蒸し方]
火力:強火
①20分間(途中で一度かき混ぜ)1回目しと打つ
②15分間
2回目しと打つ
③15分間 - 54
蒸し布は、燃えないように蓋の上に集める。輪ゴムで留めてもいい。
①20分間強火で蒸す。(途中で一度かき混ぜる。後述→→) - 55
(途中でかき混ぜるやり方)
蒸し方を均一にするために、一旦火を弱めて!蓋を開け、蒸し布を引っ張り上げて上下を返す。 - 56
シリコンのゴムベラ等で元のドーナツ状に戻す。
蓋を閉め、蒸し布を上に戻して、残りの時間強火で蒸す。 - 57
一旦火を止め蓋を開け、しとを手で掬って勢い良く3〜4回打ちつける。1回目はたっぷりと打つ。
軽く混ぜてドーナツ状に戻す。 - 58
注)手で掬いづらい時は、深めの小皿でしとをすくい取り、その小皿を使って赤飯に3~4回打ちつけるとやり易い。余っても良い。
- 59
(小皿で掬ったしとを赤飯に3~4回打ちつける。)
- 60
蓋を閉め、蒸し布を上に戻して、②更に15分間強火で蒸す。
- 61
同様に一旦火を止め、しとを勢い良く(なるべく外側の方に)打ちつける。2回目は、様子を見て少なめに打つ。
- 62
軽く混ぜて元に戻す。
残ったしとはまだ取っておく。 - 63
蓋を閉め、蒸し布を上に戻して、③更に15分間強火で蒸す。
火を止める。
味見して硬さを確認する。 - 64
味見してまだ硬かったら、残ったしとを打ちつけて、同様にして2~3分毎強火で蒸し、様子を見てみる。
- 65
蒸し上がりました。
(注意)蒸し布を下に下ろす時は必ず火が消えていることを確認する。燃えやすいので注意する。 - 66
今回、下の段の蒸し器には、水の残りがわずかになっていた。
無くならないように、はじめ多めに入れておく。 - 67
蒸しあがったら、蒸し布の四隅を持って赤飯を取り出して、直ぐ飯台(赤飯を広げられるもの)に広げて冷ます。
- 68
- 69
使用前に蒸し布を濡らしておくと、蒸し上がった時にご飯が布巾にくっつきにくい。
- 70
使った蒸し布は、すぐに水に浸けておく。
- 71
飯台に大きく広げる。熱いうちに(固まらない様に)切るように混ぜながら、うちわで仰いで冷ます。艶が出る。
- 72
小豆のお赤飯
小豆はおいしいけれど潰れやすいので、混ぜる時、茶碗に善そう時など注意する。 - 73
ナンテンの枝は良く洗って、水気を拭く。
赤飯が冷めてから乗せる。 - 74
ナンテンの葉を添えて。お赤飯が傷みにくくなります。
差し上げる時は、ごま塩はポチ袋に入れて。 - 75
- 76
乾燥を防ぐために、蓋を開けたまま電子レンジの中に入れて置いても。
- 77
または、蒸し布を赤飯の飯台の上にかけておいてもいい。
- 78
茶碗に盛って、ごま塩を振る。
- 79
お好みで食べる時500wの電子レンジで一膳40秒加熱しても。(炊いて数時間ならラップなしで)
注)加熱しすぎると硬くなる - 80
献立例
天ぷら
卵スープ - 81
ごま塩を振っておにぎりにしても。
100g~120g(大ぶり) - 82
おにぎり(100g/個)にする時は、500wの電子レンジで30秒加熱してから握る。
(炊いて数時間ならラップなしで) - 83
次の日のお弁当にも。
200g - 84
次の日の硬くなった赤飯の温め方
霧吹き等で水をかけてから、ラップ等で覆いをする。
500wの電子レンジで一膳分1分加熱。
コツ・ポイント
蒸す時は、時間を守るとうまくいきます。
(注意)蒸し布を下に下ろす時は必ず火を弱めるか、消えていることを確認します。燃えやすいので注意してください。
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