生チョコを作り、美味しく円周率を測定

た_ま_ね_ぎ
た_ま_ね_ぎ @cook_40120081

料理と数学の奇跡のコラボレーション。あなたも私も、美味しく円周率を測定できます。

このレシピの生い立ち
数学の勉強をするためには、糖分が必要です。そこで数学と糖分補給を、同時に行うと何が起こるのか、私は知りたかったのです。料理は手間をかけた分だけ旨くなる。数学は手間をかけた分だけ上手くなる。料理と数学の奇跡のコラボレーションをお楽しみ下さい。

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材料

  1. 板チョコレート 300g(約6枚)
  2. 生クリーム 150g
  3. ココアパウダー 適量
  4. ラム酒(必須ではない) 小さじ1~2
  5. 正方形の型と円形の型 各1個
  6. はかり(測定用) 1台
  7. 定規(測定用) 1本
  8. 筆記用具(測定値記録用) 一式

作り方

  1. 1

    2種類の型を用意します。※高さが同じものを用意してください。
    私の場合、高さを揃えるため正方形はアルミ板で自作しました。

  2. 2

    型や包丁など、道具はよく水分を拭き取っておきます。水分がチョコにかかると、混ぜる時に成分が分離してしまうことがあります。

  3. 3

    板チョコ300gを細かく刻みます。後のチョコの溶け残りを防ぐために、めんどうでも充分に細かくしておきましょう。

  4. 4

    生クリーム150gを弱火で、沸騰直前まで熱します。

  5. 5

    アツアツの生クリームを、チョコにまんべんなくかけます。その後20秒ほど待つと、溶け残りが出にくくなります。

  6. 6

    ゴムべらで全体を混ぜてチョコを溶かします。白と茶色のマーブル模様が消えるまで混ぜてください。

  7. 7

    好みに応じて、ラム酒を入れて混ぜます。

  8. 8

    クッキングシートを敷いて、チョコを型に流し込みます。※正しく円周率を計算するために、チョコ上部は平らにならします。

  9. 9

    ちなみに、型の内側にクッキングシートをつけてチョコを流すと、後で型から外しやすくなります。

  10. 10

    粗熱が取れたら(人肌程度に冷めたら)、ラップをかけて冷蔵庫で2~3時間冷やします。

  11. 11

    冷え固まったら、型から外します。ぐねっとしていて難しいです。
    型の外側にはみ出ているチョコは、胃袋に収めておきましょう。

  12. 12

    ココアパウダーをふりかけます。見た目も美味しそうになります。茶こしを使えばなお良し。

  13. 13

    これで生チョコは完成です。円周率がどうでも良くなった人は、このレシピとはここでお別れです。

  14. 14

    少し休憩、ティータイム。
    余った生クリームを適当に消費しておきましょう。
    ID:18042839

  15. 15

    以下、円周率測定の方法を紹介します。

  16. 16

    ★円周率測定手順★
    (1)普通に円チョコの面積を計算
    (2)円チョコの重さから面積を計算
    (1)と(2)で円周率が求まる

  17. 17

    (1)まず円形の型の半径を測ります。私の場合、4cmでした。この定規はよく見ると、目盛りが一本足りないですね(^_^;)

  18. 18

    (1)円の面積を半径×半径×パイで計算します。半径4cmなので、面積は16×パイ平方cmです。

  19. 19

    (2)重さをもとに面積を計算します。まず円チョコの重さを計ります。私の場合、103gでした。

  20. 20

    (2)重さから面積を求めるため、チョコ1g当りの面積を調べます。正方形チョコの出番です。

  21. 21

    (2)正方形チョコの面積を計算します。そのために、正方形の型の一辺の長さを測ります。私の場合、10cmでした。

  22. 22

    (2)正方形チョコの面積を計算します。一辺の長さ×一辺の長さで計算します。私の場合、10×10で100平方cmです。

  23. 23

    (2)次に、正方形チョコの重さを計ります。私の場合、ちょうど200gでした。かなりの重さですね。

  24. 24

    (2)正方形チョコの面積÷正方形チョコの重さが、チョコ1g当りの面積です。私の場合、100÷200で0.5でした。

  25. 25

    (2)「円チョコの重さ」×「チョコ1g当りの面積」で円の面積を計算します。私の場合、103×0.5で51.5平方cmです

  26. 26

    カギは全て揃いました。いよいよ円周率を計算します。(1)と(2)は同じ円の面積なので、これらの値はイコールで繋がります。

  27. 27

    私の場合、16×パイ≒51.5です。(重さの測定等で多少誤差が出るので、=ではなくて≒で繋がります)

  28. 28

    この式から、パイ≒51.5÷16です。これを計算すると、パイ≒3.21875です。

  29. 29

    ★私の測定結果★
    円周率は約3.21875 である。実際の円周率3.14…と近すぎず遠すぎず、程よい距離感になりました。

  30. 30

    生チョコ作りの参考:
    http://chocolatemania.info/archives/160

コツ・ポイント

チョコ:
・溶け残りを防ぐため、チョコは細かく刻む
・チョコに水分がかかると、成分が分離することがあるので注意
・服が汚れやすいのでエプロン推奨

円周率:
・型は同じ高さのものを用意する
・型にチョコを流すときは、チョコ上部を平らにする

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カメラとフライパンから星が昇る灰色の手描き漫画

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た_ま_ね_ぎ
た_ま_ね_ぎ @cook_40120081
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百年の恋が冷めたら、電子レンジでチンすれば元通り。
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