【江戸の味】世界に一つだけの黄身返し卵

クックパッド江戸ご飯
クックパッド江戸ご飯 @coopkad_edo_gohan

一度たりとも同じ模様にならないところが、面白い魅力である黄身返し卵。現代の身近な道具で再現してみました。
このレシピの生い立ち
文献:『萬宝料理秘密箱』寛政7年(1795年)
制作:人文学オープンデータ共同利用センター
詳細:http://codh.rois.ac.jp/edo-cooking/tamago-hyakuchin/recipe/015.html.ja

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材料

1人分
  1. 1個

作り方

  1. 1

    必要な道具(ストッキング1本・懐中電灯または携帯電話のライト・ラップ・ワイヤータイまたは輪ゴム)を揃える。

  2. 2

    ストッキングを半分に切り、真ん中あたりを結ぶ。

  3. 3

    卵をラップで包む。

  4. 4

    卵を縦にしてストッキングの結び目まで入れ、卵がストッキングの中で動かないように、反対側をワイヤータイなどで止める。

  5. 5

    暗い所で卵に光を当て、状態を観察しておく。(この段階では、卵全体が明るく見え黄身が動いていることを確認できる状態。)

  6. 6

    光をあてたときに、ヒビが見えた卵は避けたほうが安全です

  7. 7

    ストッキングの両端を持ち、ぐるぐる回転させて、ねじれをつくる。

  8. 8

    両手を広げて一気に引っぱり、ぶんぶんゴマのように高速回転させる。交互に回転させてください

  9. 9

    卵を大きく回すのではなく、ねじったストッキングを戻すときの高速回転が必要です

  10. 10

    回していると「ピチャ」という音がなります。

  11. 11

    6を5回ほど繰り返したら、暗いところで卵に光を当て、状態を確認する。卵全体が暗くなっていればOK。

  12. 12

    水を張った鍋に卵を入れ、火にかけてから2分たったら、沸騰するまで箸で転がしながらゆでる。

  13. 13

    沸騰したら弱火にして、10分間ゆでる。

  14. 14

    火を止めて卵を取り出し、約5分間氷水で冷やす。

  15. 15

    殻をむいて完成!

  16. 16

    動画では「沸騰するまで転がす」とありますが、沸騰するまでの時間によっては、ずっと転がすほうがいいかもしれません

  17. 17

  18. 18

    【元文献の記述】 地たまごの 新しきを 針にて頭(かしら)の方へ すこシばかり穴をあけ

  19. 19

    【元文献の記述】 扨能(さてよく)糠味噌へ 五日ほど漬おきて

  20. 20

    【元文献の記述】 取いだしよく水にて洗ひ

  21. 21

    【元文献の記述】 煎貫にすれば 中の黄味が 外へなり 白味が 中へ入ル 是を黄味返しといふ

コツ・ポイント

新鮮な卵を使うのがポイントです。高速回転時に卵から「ピチャッ」という音が聞こえたら反転した合図!ゆでる時は、殻にヒビが入らないように、そっとゆでましょう。

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レシピ作者

クックパッド江戸ご飯
に公開
クックパッド研究開発部が江戸時代のレシピを掲載していきます。食文化研究部会様 ( http://www.js-foodculture.org )のご協力を頂いています。人文学オープンデータ共同利用センター様もレシピの掲載をして頂いています。TOPのイメージ画像は、国立国会図書館蔵「十二月之内 師走餅つき」「燕々亭・名古屋山三」「よし原十二ヶ月の内. 3 」
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