しっとりほっくり☆栗の甘露煮

秋になると栗入りのお菓子を作りたくなります。皮むきが大変でも、煮崩れた栗もお菓子に使えて無駄がありません♡皮むき解説つき
このレシピの生い立ち
買うとお高い甘露煮。お菓子に使いたいのでいろいろ調べました。一晩置いたりと時間はかかっても火にかける時間と手間が少なく、シンプルな材料でできる方法を選びました。
作り方
- 1
まず、見た目でわかる範囲で、虫に食われていたり皮に大きな割れ目があるものがないかチェックし、外しておく。
- 2
鍋にお湯を沸かし、火を止めてから栗を入れ、10〜15分置いて、鬼皮を柔らかくする。
※一晩水に浸してもOKです。 - 3
一度鍋のお湯をこぼし、水をひたひたに入れる。
※皮をむく為に、栗を冷ましつつ鬼皮を乾かさないようにする。 - 4
栗の皮をむきます。まずは固い鬼皮から。
栗のお尻のザラザラの部分を薄く切り落とす。※写真撮る為に片手ですが、両手で! - 5
切り落としたところから鬼皮を手か、包丁でむく。意外と簡単にむけますよ。
- 6
渋皮をむく。生のサツマイモの様に水分がなく固いので、包丁を滑らせると言うよりは、少しずつ力を入れてむく。
- 7
こんな感じです。固いので、くれぐれも怪我に注意です。時々包丁を湿らしながら、栗をしっかり持ってむいて下さい。
- 8
むいた栗は水を張ったボウルにつける。
※水につけないとアクがでて色が汚くなります。 - 9
むき終わったら、ボウルの水を捨て、鍋に栗を入れ、ひたひたの水とクチナシの実を入れて、5時間以上置く。※色付けとアク抜き
- 10
クチナシの実は、ティーバッグタイプが便利。手に入らない時はだしパックに実を入れて、すりこぎ等で軽く叩き割って下さい。
- 11
鍋を中火にかける。沸騰したらすぐ弱火にして静かに10分〜20分煮る。グツグツ煮ると煮崩れます!アクはそのままでOK
- 12
竹串がすっと通る位になったら火を止めて、栗をそっと取り出し冷水に晒す。※ざっとザルにあけると壊れます!
- 13
栗を煮るシロップ作り。栗がいくつも重ならない程度の大きさの鍋に水を、ブランデー、上白糖を火にかけ溶かす。
- 14
上白糖が溶けたら、冷ました栗をそっとシロップの鍋に入れる。
- 15
弱めの中火にかけて沸騰したら弱火で15〜20分煮る。やはりグツグツではなくコトコトと。
- 16
火を止めて、オーブンシート等で落し蓋をして、鍋の蓋をして一晩寝かす。
この間に栗に糖分が染み込みます。 - 17
一晩たったら、保存する瓶を煮沸消毒する。グラグラのお湯で瓶と蓋を5分煮立たせて逆さにして乾かす。
- 18
鍋を中火にかけて沸騰させ、味見をしてみて固さ、シロップの浸透具合を確認。足りない時は弱火で5分〜10分煮る。
- 19
煮ている間にシロップはわずかですが減って行きます。栗が完全につからない時は、前に使ったクッキングシートの落し蓋を。
- 20
噛むとほろっと柔らかく、しっとりとした舌触りに煮えたら、出来上がり。熱いうちに栗とシロップを瓶に詰めて逆さにして冷ます。
- 21
補足:壊れた栗は、綺麗に煮えた栗と別の瓶に集めて詰めると刻んでお菓子などに使うときに便利です。味見にも(笑)
コツ・ポイント
栗が鍋のなかで揺れるほどグラグラ煮ないことです!あとは渋皮をしっかり厚めにむくこと。私は栗がどんどん小さくなるのでケチってむいたら、仕上がりの色が悪くなりました…。ブランデーはお好みで、煮詰めるので香りはそれほど強くありません。
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