秋の楽しみ♪栗の渋皮煮

1日目：栗の選別。水に浸して浮くものや見た目の状態が悪いものを省き、小さい栗も取り分ける。（粒が揃っている場合不要）

1.5kg強の栗を大きめの鍋に入れ、栗がかぶるくらいに熱湯を注ぐ。このまま一晩置く。（時間の省略可）

2日目AM：鬼皮をむく。栗用のナイフか鋏で栗のお尻の境目に刃を入れ、渋皮を傷つけないよう先端に向けてはがすように剥く。

つるつるした部分をパカっとはがしたらお尻の部分をはがすように剥く。この部分はしっかりはり付いているので特に慎重に。

剥けたものから水にひたしていく。虫喰いや黒ずんだりして匂うもの、変に柔らかい実などがあればとり除く。

栗を鍋に入れ、かぶる程度の水と重曹を小さじ1を加えて水から煮る。沸騰したら弱火で30分。マグマのような灰汁がでます。

栗に直接水が当たらないようにし、流水でゆっくり水を替える。おおかた色が澄んできたら湯を捨て、鍋肌からきれいな水を注ぐ。

2日目PM：渋皮をひとつひとつきれいにする。毛羽立ちや茶色の筋を指の腹でこすり落とし、太い筋は楊枝などで掬ってはがす。

実が崩れたり、渋皮が大きく破れてしまったものがあれば除く。（少しなら大丈夫）掃除の終わった栗から水に漬けていく。

もう一度5～6の作業を繰り返し灰汁抜きをする。ひとつ味見して灰汁が抜けていればOK。渋ければもう一度灰汁抜き。

鍋に水1500ccと砂糖1kgのうち500gを入れて煮溶かし、栗をそっと入れる。（好みでバニラのさやを入れても）

沸騰したら落とし蓋をして弱火で30分程煮る。火を止めてそのまま一晩置く。

3日目AM：栗の鍋を火にかけて残りの砂糖500gのうち1/3を加え、沸騰したら弱火で20~30分煮て火を止める。

3日目PM：栗の保存処理。熱湯で2分程加熱殺菌した保存容器に、殺菌した箸で栗をつめてシロップを7～8分目まで注ぐ。

鍋に瓶の肩口が浸る量の湯を沸かし、底に布巾をしいて瓶を並べる。15分煮立て、火傷に注意して素早く取り出して蓋をする。

全量だと450mlの保存瓶5～6本分くらいできあがります。