基本の筑前煮(おせちの参の重にも)

551Makochi
551Makochi @cook_40296460

胡麻油の香りが食欲をそそる!艶々照り照りの筑前煮。
こってりしているけれど、くどくない。ご飯のオカズに、お酒のアテに。

このレシピの生い立ち
関西ではおせちに「お煮しめ」を作りますが、子供が好んで(私も)食べやすいのはゴマ油で炒め煮をした九州発祥の「筑前煮」。いつしか筑前煮ばかり作るようになりました。こってり味最高☆酒がうめぇ!
娘へ残したいレシピ。工程多め。

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材料

2人分〜
  1. 鶏もも肉 1/2枚
  2. 干し椎茸(前日から冷蔵庫で水戻し) 6枚(小ぶり)
  3. こんにゃく 1/2枚
  4. 里芋 4個
  5. 蓮根 約5cm位
  6. ごぼう 細め1本分
  7. 人参 1/2
  8. 絹さや又はいんげん 好みで
  9. 【調味料】煮物の黄金比は1:1 同量が基本
  10. 椎茸の戻し汁(大さじ1=15cc×10) 約150cc
  11. 砂糖 大さじ2
  12. 大さじ2
  13. 濃口醤油(甘めがオススメ) 大さじ2
  14. みりん 大さじ2

作り方

  1. 1

    最初に
    筑前煮は出汁を使わずに、干し椎茸の戻し汁と油や醤油の味を周りに纏わせて「煮絡める」感じです。

  2. 2

    周りは甘辛い味付け、中は具材そのものの旨み、と言ったコントラストを楽しめる様に仕立てていきます。
    では!Let's go

  3. 3

    ◆干し椎茸
    前日夜から水戻し、最低6時間〜
    戻し汁を100〜150cc使うので、それを踏まえてたっぷりの水で戻しておく。

  4. 4

    ※干し椎茸は前日夜から戻しておくと旨み爆発します。
    厳しい場合、ぬるま湯(40℃くらい)に砂糖を小さじ1で約2時間。

  5. 5

    戻し終わったら、軽く絞って石づきを取り1口大にカット。
    戻し汁はザルで濾しておくと仕上がりよし。

  6. 6

    ◆鶏肉
    1口大にカットし、塩と酒小さじ1程(分量外)を振りかけて下味を付けておく。
    焼く30分前まで冷蔵庫に入れておく。

  7. 7

    ◆こんにゃく
    スプーンで1口大にカットし、塩小さじ1で揉む!その後茹でるかポットのお湯をかけると塩も臭みもサヨウナラ

  8. 8

    ◆里芋
    皮を剥いて大きければ1口大にカット。ヌメリは塩もみする。
    水から茹でて沸いてから5分程茹でてザルにあげておく。

  9. 9

    ※里芋は塩もみと茹でる等の加熱でアク抜き出来る。手が痒くなる原因はシュウ酸。喉の奥にチクチク違和感が出た場合アク抜き不足

  10. 10

    ◆蓮根
    皮を剥いて乱切りにカットし、水にさらしてアク抜き。水にさらして空気に触れさせない事で変色を避ける。褐変止め。

  11. 11

    ※蓮根のアク抜き
    煮物→水につけるだけでOK。ホクホクになる。
    酢漬けやサラダ等→酢水。シャキシャキ食感。

  12. 12

    ◆ごぼう
    土を洗い流しクシャクシャにしたアルミホイルでゴシゴシ。皮に栄養があるので泥を落とすだけでOK。

  13. 13

    乱切りにし水にさらす。漬け過ぎると香りが流れ出るので注意。
    安心して下さい。水が茶色くなるのは泥では無くポリフェノール!

  14. 14

    ※ごぼうも蓮根と同様、アクが強いので、空気に触れると変色していく為、水にさらす。白く仕上げたい時はごぼうも酢水につけて◎

  15. 15

    ◆人参
    乱切りにする。
    おせち等の場合、飾り切りを作っても◎
    ※飾り切りについては割愛。

  16. 16

    ◆絹さやかいんげん
    彩り用ですね。
    筋をピーっと取っておく。
    最後に乗っけるので直前に下拵えでも◎。

  17. 17

    下拵え完了☆
    では、焼きにはいりまぁす!

  18. 18

    鍋ではなく深めのフライパンがベスト☆
    ゴマ油を大さじ1入れ鶏肉を皮目から中火で焼く。
    フライパンを熱してから焼く必要無し

  19. 19

    ※熱したフライパンで鶏肉を焼くと身が縮こまって固くなる。フライパンに入れてから火にかけるのでOK!

  20. 20

    鶏肉に両面焼き色が付き出したら、
    根菜を投入。中火。

    (人参、ごぼう、蓮根)

    里芋は下茹でしてるので、も少し後で◎

  21. 21

    油が野菜に馴染んで、周りがうっすら白く色が変わりだしたら
    残りの具材を投入。

    (こんにゃく、里芋、椎茸)

  22. 22

    油が馴染んだら

    椎茸の戻し汁、酒、砂糖を入れ、
    落し蓋をし、中火をキープ。

  23. 23

    落し蓋で煮汁を対流させ味を煮含めていく。大体10分程。

    この間に洗い物や片付けをしてしまう☆

  24. 24
  25. 25

    1度様子を見て、全体を混ぜ絡めて
    具材が柔らかく煮えていたら落し蓋を取り

    醤油とみりんを投入。

  26. 26

    照りが出るまで時々鍋を揺すって具を返しながら煮る。
    スプーンで煮汁を回しかけてあげるとよし!
    いんげんを煮汁にポンと。

  27. 27

    煮汁がトロリとし、大さじ1〜2程の量になれば完成。

    火を止め冷ましておく。(乾燥しないよう蓋もね)

  28. 28

    2人分で2〜3日分。
    しっかり煮汁を煮詰めているので毎日温め直せば4、5日は日持ちします。
    お正月の作り置きですね

  29. 29

    タケノコの水煮を入れても美味しいよ☆

コツ・ポイント

「筑前煮」は油で具材を炒める「炒め煮」。
ゴマ油で炒めて香りとコックリとした味を引き立てます。中火〜強火で一気に煮絡めて、しっかり冷ます!
具材の下拵えは面倒だけど、やるとやらないで差が出ます☆
具材は大きさを合わせてカット。

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レシピ作者

551Makochi
551Makochi @cook_40296460
に公開
キャンプが趣味の43歳。生まれ育ちは大阪。手抜きから本格的、キャンプ飯等を覚書に記録出来ればと2021.10.08投稿スタート。甘いものは苦手。激辛料理が得意中の得意。タダの料理オタク。レシピ記載時の表現と文字数制限に悩まされる。
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