秋の味覚　渋抜きポイント✨栗の渋皮煮

栗は、なるべく新鮮なハリとツヤのあるぷっくりしたものを使う。

栗の鬼皮（茶色の硬い皮）を剥く。包丁の刃元で、下の方から引っ張るように剥く。実を削ってしまわないように注意！

新しい栗は、鬼皮もやわらかく、渋皮も薄めなので、身を傷つけないように。（煮崩れしやすくなる）
※写真は、新しい栗

鬼皮を剥いたら、しばらく水にさらしておく。

鍋に⑤の栗を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、弱火にかける。
煮立ち始めたら、重曹を加える。シュワシュワと、真っ黒くなる。

煮立つくらいの火加減で20分程煮て、アクと渋を出す。

真っ黒い煮汁を捨て、栗をボウルに取り、流水で、茶色の筋やもろもろした皮を、指先や竹串で落とす。

再度、鍋に栗とかぶるくらいの水を入れ煮立て、湯を捨て、栗を洗い筋を取る。
これを、2〜3回繰り返す。

⑨の栗を、かぶるくらいの水に半日つける。

きれいに渋と筋が取れた栗です。
この状態で、仕上がりに差が出ますよ。

⑥〜⑨の過程（栗の状態です）
左から渋と筋が取れていく。鬼皮を剥く時、実が少し傷ついた栗は、右端のようになり失敗。

紙ぶたをし、弱火にかける。（絶対煮立てないように）煮立ったら20分程煮て、火を止め、そのまま半日程おく。

火を止めたら、そのまま半日程おき、汁ごと煮沸消毒したビン等に入れ、冷蔵保存してください。

渋皮煮は、そのままパクリと食べても良いのですが…
裏ごし、ペーストにしてお菓子作りに利用。

「20」に、シロップ、生クリーム、ラム酒を加えれば、マロンクリームに。

渋皮煮の栗、マロンペーストたっぷりのパウンドケーキも美味。

大好きなモンブランも美味。
黄色いモンブランも美味しいけれど、私はこの渋皮煮モンブラン派です。