基本の本格おもてなし茶碗蒸し

生のぎんなんを使う場合には、ぎんなんの下処理をします。
殻は専用のはさみやペンチを使うなどして注意しながら割ります。

実を出したら鍋に入れて、ひたひたの水をはって火にかけます。

玉じゃくしで上からそっとおさえながら転がすようにして茹でると薄皮がはがれていきます。

２〜３分茹でたらざるにあげ、粗熱がとれたら残った薄皮をきれいにはがします。

鶏胸肉は食べやすいように小さく切ります。

えびは殻をむき、背中に切れ目を入れて背わたを取り除きます。しいたけは軸を取りのぞいて４等分します。

卵は割りほぐし、泡ができるだけでないように静かに混ぜます。

鍋にだし汁を入れ、みりん、うす口醤油、塩を加えてひと煮立ちさせ、熱をさましておきます。

⑧のだしがさめたら⑦の卵を静かに加え、できるだけ泡がたたないように箸を鍋の底に当てたままで静かに混ぜます。

蓋のある茶碗蒸し用の器に⑤の鶏肉、えび、生しいたけを半分ずつ入れ、ぎんなんを加えて⑦の卵液を静かにそそぎ、蓋をします。

蒸し器に⑩を並べ、強火にかけます。沸騰したら弱火にしてさらに15分ほど蒸し、火を止めます。

火から下ろして器を取り出し、三つ葉を洗って適当な大きさにちぎってあしらいます。